先日、住んでいる地域の3歳健診に行ってきました
その際に初めての「尿検査」があり、我が家ではかなり苦戦しました
我が家のように「尿検査」という初めてのイベントにドタバタするご家庭も多いと思ったので、体験記的なものを書きつつ、どのように準備を進めるべきだったか反省&心構えを書いていきます
前触れなしで3歳健診の案内文とともに採尿容器が届いた
3歳半の時点でトイトレ(トイレトレーニング)が完了してない我が家は、子どもにぬくぬくとオムツとトイレのハイブリットな生活をさせています
そんな中、前触れなく突然届いた3歳健診のお知らせと採尿容器
ん??採尿容器??
なんと「当日の朝採尿したものを持って来いという」内容なのです
現地で採尿するならともかく、当日の朝に採尿だと??!本当に驚愕しました
この急な知らせに驚いたと同時に、3歳健診無理かもと正直行くを放棄したい気持ちになりました
尿検査があるってことをあらかじめ知っていたらまだショックは少なかったかもしれませんが、私は地域のコニュニティーに根差してない孤立気味の母親なので事前情報を得られるネットワークはありません
3歳健診の「尿検査」は青天の霹靂そのもの
トイトレも終わっていなくて、トイレに行って「はいどうぞ~」でおしっこしてくれるわけでもないので本当に悩みました
とりあえず「採尿」の成功確率をあげる練習を開始
市の3歳健診の企画している人に一言言いたいのですが、尿検査は病気の早期発見や成長の確認に大事だから尿検査をやることに異議はないけど、どうやったらうまくいくのかポイントを教えてくれよ!ってことです
案内文には、「案内に沿って尿検査を実施してください」
で、その案内文には、たったこれだけ
以下の尿の取り方で健診当日に会場へお持ちください
- 前日の入浴時にきれいにしましょう
- 前日の夕食後にビタミン剤やジュースを飲むのは控えましょう
- 朝起きてすぐの尿をとってください
- オムツが取れないなど採尿が困難な場合は採尿パックをお渡しすることができます
いやこれ読んでも、難易度全然変わらないし、最も知りたい「朝起きてすぐの尿をとってください」の部分が、丸投げ過ぎてもう・・・
当日の1回のチャンスで採尿できる自信もないし、採尿するために具体的にどうしたらいいかわからないわでとりあえず何故か私のやる気が削がれていきました
でもやるしかないので、とりあえず練習を開始しました
練習①とりあえず毎朝トイレまで行く練習
採尿できる・できないは、ひとまず置いておいて、まずは「毎朝」「トイレに行く」習慣作りから始めました
「毎朝トイレに行く」という一見、簡単そうなこの練習も3歳児相手に毎日繰り返すのは結構つらかったです
出来れば自分で歩いてトイレまで行ってほしいと思いながらも、結局抱っこで強制的に連れていくこともあり、連敗記録が続きました
ただ、繰り返し毎朝トイレに行く習慣ができると「しっこ」とタイミングを教えることができたので、ある程度は理解させることが出来たと思います
練習②トイレでの採尿が難しくてお風呂場で挑戦(女の子)
男の子の採尿は、まき散らしを恐れなければ女の子と比べるとまだ工夫の余地があるのですが、女の子の場合、採尿コップに取ることが本当に難しいです
子供用の便座に座ると大人の手が入る隙間もなく、採尿コップをセットする空間がなくて、せっかくいいタイミングで尿意があっても受け止められないという問題があります
一昔前の「おまる」みたいなものならどうにかなりますけど、水洗トイレの時代に「おまる」使っている家なんてあります??!
本当、こういうところの工夫を何故押し付けるんだよ!と怒りながら編み出した我が家の答えは、「お風呂でおしっこさせる」でした
お行儀悪いのは百も承知ですが、こうするしかなかったです
要は、「おまる」的なものを再現したらいいんでしょうという発想で、お風呂場で洗面器に向かっておしっこさせればいいと思い付いたのです
最初は娘も戸惑っていましたが、尿検査の時だけということを説明して、お風呂で「シー、シー」と合図するという練習を繰り返しました
で、気がつきました、洗面器は大きすぎると・・・
手桶くらいの直径だったらいいんですが、いわいる洗面器はだいたい直径20センチ以上あり、なんと3歳はこのサイズを跨げないんです
これは、盲点でした
跨げないからどうなるか
それは、後ろから抱っこすることになり、抱っこされながらおしっこできますか?
できませんし、もし仮におしっこできたとしても狙い通りの位置には届きません
この時は、3歳健診があと1週間と迫ってきていたので、内心結構焦っていました
お風呂場採尿作戦が振り出しです
練習③通常のオムツ外し練習も並行して頑張る
日々のトイトレは、保育園も率先して声掛けしてくれるので、尿検査に困っていることを園に相談したうえでトイトレも引き続き進めてもらいました
トレパンを履いた時には気持ちが切り替わるようなので、やる気の時は1日トレパンで過ごすこともありましたし、寝る時もパンツで寝たいと言った時は本人のやる気を尊重してパンツで寝かしてしまうこともありました(毎度きっちりおねしょして夜中にたたき起こされますが)
今回の尿検査に関わらず、トイレトレーニングは園と二人三脚で本人も頑張っていたので、前向きに取り組んでくれているのが頼もしい限りです
本番までに1回も成功できなかった
自分なりに工夫して練習をさせてみたものの、結果は大敗で、実は本番までに採尿を成功することが出来ませんでした
朝のおしっこのタイミングは本当に難しかったです
でも、本番失敗してもやるだけのことはやったので、言い訳はできるしいいかなと最終的には焦りは消えていました(諦め?笑)
最後に出会った神アイテム「採尿の神アイテムは紙コップ」
最後の最後に夫婦で、どうしたら上手くおしっこを採取できるか考えていた時に
「紙コップ」
紙コップなら安定して立つし、自由に動かせて尿の軌道に瞬時に合わせられるし、すぐに捨てられるし、衛生的でいいんじゃないかということになり、当日の朝はお風呂場で紙コップで採尿してみました
すると、やっぱりこれがめちゃくちゃ良い!!!
- 紙コップなのでどこでも買える
- 洗面器使うよりも衛生的
- 平面なところであれば自立して立たせられる
- 尿が多くてもその重みに耐えてくれる
- 採尿後はそのまま捨てられて後始末が楽
- 自在に変形可能なので、採尿容器へ移すのも簡単
- 男女関係なく簡単に採尿できる
採尿の難しいポイントって、尿の軌道に採尿コップが合わせずらいところなんですよね
配られる採尿コップって自立しないしへなへなしてて頼りなくて尿の重みにも耐えられない不安定さがありませんか
そんな配られる採尿コップやビニール袋の不安定さを紙コップならクリアできるんです
本当におすすめなので、これからの念尿に悩む方は、お風呂場で紙コップで練習してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、紙コップにビニール袋をはめ込むのが最も成功確率が高いと思います
エチケット袋の要領でビニール袋を仕込んでおくことで放射状に飛び散ったときも対応できます
採尿パックをつかわなかった理由
尿検査のためにかなりの時間を費やした我が家ですが、採尿パックを使うという選択をしなかったのは、使ったことないものを新しく使う余裕がなかったからだと思います
結果的に家族団結して、トイレトレーニングに向き合えたので良かったと思いますが、もし採尿パックを使ったことあるなら悩まずに使っていたかもしれません
- 結果的にここで頑張ったら良いトイレトレーニングになると思ったから
- 採尿パックを使ったことがなく、使える自信もなかったから
- 採尿パックを市役所まで取りに行く時間はなかった(仕事)
ちなみに採尿パックは通販でも購入できるようです
ん~、実際どうなんだろうか、専用の採尿パックは安心ではあるけど、決して安い値段ではないし、紙コップで成功するなら買う必要はないというのが私の見解です
無事に「尿検査」やり遂げました~!歓喜
こんなものを写真撮るのはどうかと思いますけど、達成感でついつい記念にパシャリ
試行錯誤の連続で、波乱の始めての尿検査でしたが、終わりよければすべてよしということでした
最後に、心構えとして私が大切にしていたことは、親の都合(今回は3歳健診)で振り回されている我が子は本当に頑張っていたので、
失敗しても否定せず「昨日よりも上手にできたね」という気持ちで接することが大切だと思いました
すごく回り道をしましたが、最終的には「紙コップ」という神アイテムに出会いましたので、尿検査について悩んでいるご家庭があれば、よろしければ参考にしてください