とりとめもないのですが、はじめます!
今日のテーマは「シャノワールの鈴」について、何の暗示なのか、その意味について勝手に解釈して遊びたいと思います。
それでは、よろしくお願いいたします
シャノワールの首元に揺れる「鈴」についての考察
ネコと鈴の歴史
古代ギリシャの「イソップ寓話集」の一篇から。あるとき、ネズミたちが集まって、どうやったら猫に狙われる危険から逃れられるか、相談をしました。あるネズミが、猫の首に鈴をつければ近づいてくればすぐにわかる、と思いついたところ、みんなはいいアイデアだと大喜び。しかし、年寄りのネズミが「だが、だれが猫に鈴を付けるんだね」と言うと、みんな黙り込んでしまったということです。
コトバンク|「猫の首に鈴を付けるとは」
コトバンクの「猫の首に鈴を付けるとは」の説明から、古代ギリシャ発祥の「イソップ寓話」の時代から「猫に鈴」というものが存在していたことが分かりました。猫の首に鈴と言えば、サザエさんのタマが浮かんだ私としては、日本固有の文化なのかと思っていたので、古代ギリシャの時代から間違いない組み合わせとして「猫」&「鈴」があったことに軽く驚きました。
実はネコにとって鈴は「ストレス」!?
調査の結果、世界的に猫に鈴が当たり前なことが分かったのですが、ここで悲しい事実が明らかに・・・
獣医師:
「猫は人よりもとても耳がよいため、さまざまな音が人よりもずっと大きく聞こえます。そのため大きな音が苦手だったり、不快だったりといった猫はとても多いです。そして、猫の性格によっては、鈴が顔の近くで動くたびに鳴るため、ストレスになる場合も。首輪についているとかわいらしい鈴ですが、鈴が必要かどうかは愛猫の性格や状況によって変わってくるでしょう」
上記は「ねこのきもち」のホームページから引用していますが、なんと、聴覚が敏感な猫にとっては鈴の音が時に「ストレス」となってしまうこともあるそうなのです!そういえば、シャノワールは「アニマン」で聴覚が優れているという性質を持っていました。
猫に鈴・・・可愛い組み合わせなのに、猫を苦しめることもあるなんて、とても悲劇的です。
シャノワールの鈴の役割
さて、シャノワールの首元に揺れる「鈴」の役割についての考察です。私が考える個人的見解ですが、
- 闘いに鈴は関係ない(鈴は武器ではない)
- 武器以外の便利アイテムでもない
- というか使っているところ見たことない
- 使っているのはレディバグとじゃれ合っているときくらい
- あとアクマタイズされたりもする
- 基本的には装飾の域を出ない
考えてみたことろ、鈴の役割って、レディバグとじゃれ合う時に触れるくらいなもんで、個別の能力は与えられていない様子です。
むしろその音色によって、敵に居場所がばれてしまう鈴は「戦闘には不利」ということから考えると、装飾の意味以外で付けているのが謎なんです。
例えば、シャノワールのベルトは着脱可能で、たまにラッキーチャームと掛け合わせてレディバグが使ったりすることもありますが、鈴はそんな風に使われることもないし。
鈴に役割が与えられたのって「キャットブラン」でアクマを宿らせたときくらいですよね?
シャノワールの鈴が「膨れ上がった自我」の可能性
シャノワールの「膨れ上がった自我」とは
思春期の「自我」がどうしようもなく膨れ上がる時期というのは万国共通のものだと思うのですが、アドリアンもまさにそんな膨れ上がった自我を持っているのだと仮定して、シャノワール首の鈴は、心の成長過程で獲得した「自我」を表しているのではないかという可能性を考えました。
つまり、シャノワールの首の鈴は「自己価値を確保するもの」であって、父親の承認を得られないアドリアンが「自分の心の内側で自分自身を確保する」ための暗示なんではなかろうかと思うのです。
どうしようもなく膨れ上がった自我が、自分の目に見えるところにあって、自分にぶら下がっている状態って言うのは、厨二を経験した大人なら誰しもが当時を思い出すと「うう・・・キツイ・・・」って回想するのではないでしょうか。もしくは黒歴史で「ああああああああ!!!!!!!」って声にならない叫びがあったり。そんな自我をシャノワールの首にぶら下がっているとすると、その鈴を、繊細で敏感な鈴を、あの人は躊躇なく触わりますよね。
シャノワールの自我に当たり前に触れるレディバグ
こんな上品な魂の触れ合いがあっていいのかと、尊いが多量すぎて倒れそうなんですけど、
シャノワールの首の鈴が「肥大化した自我」だとすると、レディバグはそれを躊躇なく触わりますよね。。。そして、それがいかにもイチャイチャしてるように見えてシャノワールもまんざらじゃないですよね。。。
普通「厨二病」で自我が肥大化しているティーンズであれば、そんな自我に気付かれることすら恥ずかしい事だろうし、ましてや他人に触られるなんて拒絶だと思うのですが、ああ、もう最高なんですけど、レディバグには触らせてしまうシャノワール!!!
自分のすべてをかけてレディバグを好きなんだなシャノワールよ!
誰でも気軽に触れていいモノじゃない
獣医師:
「鈴をつけるメリットは、やはり猫の居場所がわかるということでしょう。」
先述した、ねこのきもちのホームページから「なぜ猫の首輪に鈴をつけるの?なにかメリットはあるのでしょうか?」という問いに対して、獣医師さんが猫に鈴をつけることのメリットは猫の「居場所がわかる」と答えています。たしかに猫は犬とは違って、狭い隙間に入り込んでしまったりすることもあるのでしょう。飼い主さんが猫の居場所を知るために鈴がついていることがメリットになることがあるとのことです。
ねえ、シャノワール、君は一体、誰に何の居場所を伝えたいのか。
父親にアドリアンの居場所を伝えたい?それともレディバグの本当の正体を明かしたい?
ここに居るよと伝えたくて、シャノワールになってパリの街を救っているのか?エモすぎるやろ!
先ほども言ったように、もし仮にシャノワールの首の鈴は「自己価値を確保するもの」であって、父親の承認を得られないアドリアンが「自分の心の内側で自分自身を確保する」ための暗示だとすると、父親はすぐに気がついてあげて欲しいし、レディバグも自分自身でしか自己価値を確保できないシャノワールを愛してあげて欲しいです。本当にお願いします。
そして、間違えた選択をしてしまうと「キャットブラン」のようにシャノワールの首の鈴はアクマタイズ(つまり自己を失う)されてしまいます。自己を失った世界線で、愛されたくてレディバグを待ち続けていたシャノワール。もうあんな姿を見たくない。シャノワールは幸せであってくれ。
同じ鈴でもドラえもんの鈴には設定がある
最後に、ドラえもんにも「首に鈴」ありますので、軽く紹介しておきます。
ドラえもんの鈴は、元々の設定は『猫を集める』機能ですが故障してしまいました。それを修理にだした後は『小型カメラが内臓』されたことになってます。
しかし、映画「ドラえもんのび太と秘密道具博物館」では、あの鈴をつけてないとドラえもんは猫のようになるということで、『猫にならないような役割』とされてます。
ちなみに私は映画を観て、このドラえもんの鈴の設定を知っていたので、シャノワールの首の鈴も最初は「猫化を止めるもの」くらいの感覚で捉えていたんですけど、
たしかシーズン1を見返していた時に「ファラオ」だったと思うのでうが、レディバグがシャノワールの首の鈴を指で鳴らすシーンがあったのを見て、
その時にふと「シャノワールはなんでこんな戦闘に不利なものをぶら下げているんだ!」って疑問に思ったんです。
ぶら下げるにしてももっと小ぶりでもいいはずだし、なんだったら首輪だけでもいいのに、なぜわざわざ「鈴」なんだろう?確かに可愛いデザインだけどね?って思ったのがきっかけで考察し始めました。
そして、結論として、「鈴」じゃないとダメなんです。
シャノワールは鈴を鳴らして「居場所を伝えたい」んです。という仮説に至り、
そして鈴が目立つのは当たり前なんです。シャノワール自身があのぶら下がる鈴によって「自己価値を確保するもの」で自分を確立しているんだ!と感じたんです。
というところで、勝手な書き散らしを終わります。ここまで読んで頂きましてありがとうございます。