ワーママの皆さん職場のコミュニケーション大切にしていますか?
保育園の先生やママ友などとのコミュニケーション大切にしていますか?
旦那や子ども、親などの家族とのコミュニケーション大切にしていますか?
職場と家庭、自分の生活と相手の生活を尊重しあうのって疲れますよね
ワーママ生活2年目突入、順調?本当はしんどくて苦しい毎日
職場復帰して2年経ったころ、仕事でも子育てでも、
「コミュニケーション力がもっと高かったらな・・・」
と思う出来事が立て続けに起こりました
一つは、仕事で交渉ごとにいつも負けてしまい、大事なところを他人に譲ってしまうこと
時短勤務は周りの支えがあってこそなので、私はいつも職場の同僚に対して
「時短勤務させてもらっている」という引け目があります
引け目があるので、みんなが嫌がる雑用を積極的に引き受けて、少しでも組織に貢献しようと奮闘していたのですが、
いくら雑用を頑張っても、いくら実務を頑張っても、
上司から評価されず、同僚からお荷物と思われていて、それなのに仕事は増えていくばかり・・・
毎日終わらない仕事に、迫る就業の時間、保育園のお迎えなど時間に追われて
何でみんな知らんぷりで私のことをわかってくれないのかと悲しい気持ちになっていきました
もう一つは、家庭内での喧嘩が増えたこと
自分のことを棚に上げて、旦那のできてない部分を一方的に責めてしまったり、
子どもが言うことをきかないと感情をむき出しにしてりつけてしまったり、
のちのち冷静になってから、自分の言動を後悔する日々が続きました
事務職の私が営業のバイブル本「営業の魔法」を読んでみたら気持ちが楽に
私の仕事は事務職です
営業職は今まで経験がありませんが、私の中の営業職イメージというと
「営業」=「コミュニケーションおばけ」
営業職は、巧みな話術と交渉術で、商品やサービスを売るセールスのプロです
なので、営業職のバイブルと名高い「営業の魔法」を読めば、事務職の私にだって適切なコミュニケーション力が身に付くのではと考えました
参考
「営業の魔法」のあらすじ
営業部のダメ営業マンの小笠原くんが、スーパー営業マン紙谷さんに出会い、弟子入りする
スーパー営業マン紙谷さんから「営業という職業の素晴らしさ」や「営業とはなにか」を学び、
小笠原くん自身も見事トップの営業マンになるというダメ営業マン小笠原くんの成長ストーリー
「営業の魔法」本の構成
主人公のダメ営業マンの小笠原くんとスーパー営業マンの紙谷さんによる会話形式で進みます
難しい表現がない会話調でドラマ仕立てのため、普段から本を読みなれていない人でも読みやすいです
本の中で「営業の魔法」と呼ばれるコミュニケーションのテクニックを小笠原くんと一緒に学習できる感じです
私は事務職なので、実際にこの本で学んだテクニックを営業という枠で使うことはありませんが、
この本で紹介されているコミュニケーションのテクニックは営業だけでなく、日常的に使えるものばかりです
ここからは、私がどんな感じで仕事や家庭でどう活用しているか解説するので参考にしてみてください
(本の中では11個の魔法が紹介されますが、この記事では抜粋して紹介します)
魔法その1 瞬間の沈黙
会話の中で「間」って意識したことありますか?
私は、この本を読むまで「間」なんて意識したことなくて、それどころか沈黙にならないように喋り続けていたのですが、
コミュニケーション的には、沈黙を怖れずに「間」をとって、小さな選択と決断を繰り返させることで頭の中を整理させることが重要だそうです
相手が考えている間は、沈黙して、考えがまとまるまで待ってあげるということですね
人は考える時に、相手から目線を外すため、「相手が目線を外したら、相手が”考えている”というサイン」となります
相手の目線が自分に戻るまでは沈黙して『間』をとり待ちます
目線が自分に戻ってきたら、理解した、もしくは質問したいのサインなので会話を再開します
「間をとるテクニック使える!」と思った職場の新人教育のエピソード
私がこの「間をとるテクニック使える!」と思った職場の新人教育のエピソードを紹介します
メモを取らない、うなづかない今どきの新人さんで直属の教育係が「お手上げ!」と匙を投げそうになっていた時、
ピンチヒッターとして私が自分の業務をレクチャーすることになり、藁をもつかむ思いで実践してみました
(私)「○○という手順です」
(相手)・・・視線を逸らす・・・
(二人)・・・沈黙・・・
(相手)・・・目線が戻ってくる
(私)「ここまでできれば、次に○○を~~」
(相手)・・・視線を逸らす・・・
(二人)・・・沈黙・・・
(相手)・・・目線が戻ってくる
間を取りながらの会話を繰り返していると、新人さんからぽつぽつ質問が出てくるようになりました
どうやら全体感がつかめてきたらしく、質問するべきことや、メモを取るべきことがわかってきたみたい
私が間を取りながらジーッと沈黙を守っている間、新人さんの頭の中では「わかった」「わからなかった」の小さな選択と決断する繰り返していたのだと気づきました
私が間をとって話を進めることで、新人さんは「ここまで理解した」「ここが理解できなかった」と頭の中を整理しながら聞いていました
小さな「ここまで理解した」を積み上げることで、その都度、業務の手順をしっかり理解することになり、業務の手順に納得しているため最後までスムーズに進み、業務のレクチャーを終えることができました
「間」をとって小さな決断を繰り返させることが「急がば回れ」で上手くいく
「間」を与えない会話は、テンポよく聞こえるかもしれないけど、
実は相手が考える時間を与えず(むしろ奪い)、浅い思考でしか言葉のキャッチボールができないので
結果的に「分からなかった」とか「保留」とか納得感を得られにくくなります
多少の時間がかかっても「間」をとって、小さな積み上げの中で、その都度、深く考えてもらう方が、
最後までスムーズに進むということなので「急がば回れ」がこのテクニックに近い考え方だと思いました
「間」の取りかたは音声で聞くとよくわかります
この辺りは、実際の音声を聞いた方が「間」の取り方がわかりやすいので
コミュニケーションの「間」については、オーディブルで聴くことをおすすめします
特にこの本はドラマ仕立てなので、小笠原くんと紙谷さんの会話の中で紙谷さんが「今です」というシーンがあり「間」が実際に出ててきたときに、「こういうことか!」と聞いていてよくわかりますよ
オーディブルで無料で聴くことができるので、この本に興味はあるけど読む時間が取れないよという人は無料体験を是非試してみてください
無料体験する方法を解説した記事はこちらです
魔法その6 二者択一話法(にしゃたくいつわほう)
※魔法その6というのは、本の中で6番目に紹介されるテクニックという意味です
飛行機に乗ると「チキン?or ビーフ?」と聞かれる、あれが二者択一話法ですね
二者択一話法とは、要するに、「今日何を食べる?」と聞くのではなく、「今日の晩御飯、お肉かお魚どっちがいい?」
というように具体的な2つを挙げてどちらにするかを問うことで相手が返答しやすくなるという話法です
このテクニックは、正直「もっと早く知っておきたかった!」と思うほど優れている話術です
二者択一話法は、約束事やアポ取りにめちゃくちゃ有効
私の仕事の中には、私より前の工程が詰まってしまうと私の業務が進められない仕事があります
例えば、経費の精算で言うと、社員がちんたらしていて領収書を出してこないと支払いがスムーズに進みません
一人だったらまだしも、こんな人が何人もいると業務に支障をきたします
そんな時にこの二者択一話法を活用するとめちゃくちゃ便利です
今までは「いつ出せそうですか?」と聞いても「すぐ出すよ」と言われてそのまま放置されることが多かったのですが、
二者択一話法で「来週と再来週ならどちらが出せそうですか?」と具体的に約束を取り付けることができるようになりました
これがすごいのには、まだ続きがあります
「来週と再来週ならどちらが出せそうですか?」の後に「週の前半になりますか?後半になりますか?」「午前中ですか?午後ですか?」「取りに伺いましょうか?持ってきていただけますか?」と畳みかけることができます
怖がられているかもしれませんが、確実に約束を取り付けることができるので、同僚からはすごいと褒めてもらえます
ココがポイント
【悪い例】いつ出せそうですか?(ボンヤリしていてアポ取りに不向き)
【良い例】来週と再来週ならどちらが出せそうですか?(グッと具体的になる)
もう一つ、この二者択一話法の活用シーンをご紹介します
上司が会議で離籍している時に上司宛の電話があって、「緊急案件」と言われた場合ですが、皆さんならどうしますか?
私ならこの二者択一話法を使って解決します
メモに「○○様から入電中、緊急とのこと、①折り返す②代わりに用件を聞く」と書いて会議室に入り、メモを渡します
①とサインがあれば先方には折り返しのご案内をします
②とサインがあれば上司に代わってご用件を伺います
①②のサインがなく上司が席を立ったら、緊急の案件で間違いないので電話を取り次ぎます
この二者択一話法を知ってから、アポ取りが簡単にできるようになったので本当に楽になりました
魔法その8 質問話法
※魔法その8というのは、本の中で8番目に紹介されるテクニックという意味です
この質問話法は「ノーが出たときこそ本音を聞くチャンス」というサブタイトルがあります
質問話法は素直に真正面から「本当のところを聞かせてください」と質問してしまうというシンプルな話法ですが、とても奥深いです
というのもこの質問話法を初めから使ってしまっても効果は得られません
使いどころが肝心なんです
質問話法は、本音を知りたい!と思う時に力を発揮します
例えば、交渉するときにこの質問話法を駆使すると効果てきめんです
仕事を任そうとしたら忙しいと言われ断られた・・・
「わかりました。(もう仕事をまかそうとしません)なので、本当のところを聞かせてください」というように使います
このように聞かれると人は何が不満点なのかを答えてくれます
建前で「忙しい」と答えている人の「本音」を聞き出すようなイメージですね
「本当に納期が詰まっていて忙しいんだ」
「その仕事は得意じゃないから引き受けたら余計な仕事を増やしてしまいそうで不安なんだ」
「その仕事って○○さんもかかわってるよね?そこがネックだな」などなど
質問話法では、素直に真正面から「もう降参です、なので本当のところを聞かせてください」と質問することで、
本音の部分がわかれば、その課題に的を絞って解決策を提案していくことができます
「本当に忙しい」⇒「落ち着くのは今週ですか?来週ですか?」(二者択一話法との合わせ技)
「苦手な仕事」⇒「手順書通りにやるだけで大丈夫ですよ」
「○○さんが…」⇒「○○さんが出てくるところは私が受け持ちますよ」
ココがポイント
質問話法で、すぐに返事が返ってこなくても、焦ってはいけません
しっかりと「間」をとって、相手も目線が返ってきてから話すようにしましょう
まとめ:ワーママに求められるコミュニケーション能力が学べる
ワーママとして働く忙しい毎日の中でどんどんと心がすさんでいき、
「何でみんな、私のことをわかってくれないの」と悲しい気持ちが大きく膨らむ中で、
自分のこの大変な状況をもっと周りに知ってもらいたいと考えるようになりました
自分の思いを上手に言葉にできない私は、「コミュニケーション力がもっと高かったらな…」と思っていましたが、
この本に出会ったことで、コミュニケーション力の基礎を学ぶことができました
この本で紹介されている話法を自分でも活用していくと想像以上に働きやすくなっていることに気が付き、
働きやすくなった環境で自身が付いた私は、上司からも同僚からも必要とされていることを実感できるようになりました
毎日の仕事がしんどいママがいたら、自己啓発だと思って一度この本を読んでみてほしいです
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