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【ミラキュラス】クロエはスネ夫か?ジャイアンか?クロエのわがままは代償行為?

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とりとめもないのですが、はじめます!

今日のテーマは「クロエのわがままはスネ夫っぽいのか、ジャイアンっぽいのか」という、他の漫画のキャラへの当てはめと「クロエの心はどんな状態なのか」について、勝手に考察を楽しみたいと思います。

それでは、よろしくお願いいたします

 

クロエ様、わがままゆえ

あなたはクロエのこと好きですか?

いつもわがまま放題のクロエ、自信家で自分は世界中から愛されていると本気で思っている勘違い野郎…

現実にこんなのが近くに居て、しかも同じクラスという逃げられない空間に一緒にいたら、目障りすぎて気が狂いそうになると思うのですが…

思うのですが…

でも筆者はクロエのこと大好きです。

好きだし、なんか目が離せない存在

最初は憎くて仕方なかったクロエが、エピソードが追加されるごとに「おや?こいつ嫌な奴だけじゃないぞ?」とだんだん中和されてきていませんか?しまいにはクロエにはもう一度ヒーローになるチャンスを与えてほしい!なんて闇堕ちしたクロエのヒーローチーム復活を願う声まで聞こえてくるほど

意外にも世界中にファンの多いクロエ…いや、クロエ様…

親がパリ市長ということで、自分にも価値があると思い込み、自分は偉い!自分はすごい!のオンパレード!権力に狂ったように暴論をかまし、家でも学校でも全世界の神かのように振る舞い、だったら孤高の神様ごっこでもやっててくれたらいいのに、目障りなほどに絡んできます。

底意地の悪いクロエを見ているとなんだかスネ夫っぽくもある。クロエってジャイアンなの?それともスネ夫なの?

ということで、導入部分が長くなりましたが、「クロエはスネ夫か?ジャイアンか?」という視点で考察していきます!よろしくお願いいたします。

この記事を最後まで読むと、筆者の個人的なクロエへの想いを知っていただけます。最後にネタバレがあるんですけど、決してこの記事を鵜呑みにしないでくださいね。理由は最後に書きますが、とにかく話半分で読んでください。

 

クロエは単なるわがまま女で片付けていいのか?

最初の印象は、

  • クロエはジャイアン
  • サブリナは太鼓持ちのスネ夫

クロエはジャイアンで、サブリナがスネ夫って結構しっくりきません?

さすが国民的アニメだけあって、ジャイアンとスネ夫という人物イメージだけで、あらかたの性格が予想できて、読解レベルがブレずに一定に集約するのが本当に便利です。

この例えが自分の中でかなりしっくりきたので、クロエがどれだけ嫌な奴でも、まぁジャイアンだし仕方ないな、ジャイアン不在では語れないしな…と納得していました。サブリナについても、ジャイアンがいればスネ夫は必要でしょ、サブリナがクロエに逆らわないのは気に入らない部分はあるけど、実際こんなもんだよな、しょうがないよな…このように、どれだけクロエの言動が不快でも、クロエとサブリナについて、ジャイアンとスネ夫に置き換えて受け入れることができました。

でも、ストーリーを追いかけていくうちに、クロエはジャイアンでサブリナがスネ夫というのに違和感が出てきます。

  • ジャイアンとは、乱暴者だけど、いざという時には頼れるガキ大将
  • スネ夫とは、ジャイアンのご機嫌を取るのが上手い自慢ばかりのナルシスト
  • クロエは、彼女は周囲の人間に対して非常に無礼でわがままです

クロエを見ていると、クロエにはジャイアンっぽい部分もあり、スネ夫っぽい部分もあるような気がしていました。そして、クロエってジャイアンやスネ夫に比べてなんだかもっと複雑な性格に感じませんか?私たちが知っているクロエの言動を単なる「無礼でわがまま」で済ませていいのでしょうか?

筆者はシーズン1視聴中、とにかくクロエのことが気に入らなくて「ふん!この金持ちが!いちいち関わってくるな!あっちいけ!」とすごく敵対心を持って見ていました。そりゃそうですよ、シーズン1はとにかくクロエが嫌なやつで、クロエの言動が原因でどんどんアクマタイズされるんですもん。

なにかにつけて、パリ市長の「パパに言い付けてやるー!」ってしかも本当に言い付けてるし。パパもパパで、クロエには激甘で娘のいいなりじゃないですか。異常ですよ。

クラス委員選でライバルを脅して立候補させなかったり、アドリアンを自分に釣り合う人間だからとそばに置こうとしたり、サブリナはご褒美で釣っていたり、ローズのラブレターを本人の目の前で破いたり、とにかく、異常なほど性格が歪んでいます。態度はジャイアンっぽくあるけど、やってることはスネ夫に寄っています。

とにかく嫌なキャラとして描かれていて、海外ファンがシーズン1はストーリー中9〜10個はクロエの悪行が原因でアクマタイズされていると言っています!シーズン1は26話ですから、2〜3話に1回のペースでクロエが絡んだ、もしくはクロエが引き金となった事件起きてたら視聴者が嫌いになるのも頷けますね。

ですが、人間の順応性とはすごいもので、そんなクロエのジャイアン&スネ夫っぽさにも段々と慣れてきました。クロエセンサー的な第六感が働いて、クロエが動き出しそうな時は大体わかるようになりますよね。「カン・フード」の時はすぐピンときましたよ、「あ、これクロエやらかすな」って。(いや、誰でもわかる)

クロエという異物に慣れてくると、次にクロエについて興味が出るもので、クロエの悪行の理由がすごく気になり出したので、素人なりに心理学で調べてみました。

シーズン1では脚本で散々嫌なキャラとして描かれましたが「悪者」という先入観を取り除いてからクロエについて、クロエの行動の根幹ってなんだろうか。ひけらかしたい?モテたい?チヤホヤされたい?なんでジャイアン&スネ夫っぽいの?そしてクロエは本当のところ、いい子なのか悪い子なのか知りたい。こう考えてみることで深掘りしてみました。

そうすると見えてきたんです。彼女の闇が。

 

心理学で見るクロエの補償行為

パリ市長の娘

心理学には「補償行為」という言葉があります。読んで字の如く、「何かを補う」ための行動です。補償行為というのは、その行っている内容自体はとっても素晴らしいことだったりするのですが、「何を感じてそう行動しているのか?」という本人の言動となる「心構え」が違っているんです。

さて、クロエ、

クロエが自慢に自慢を重ねている言動、サブリナへの不当な扱い、クラス委員選でジャゲットストーンを餌にクラスメイトたちを懐柔しようとするエピソードのように、いかに卑劣かということはストーリーでこれでもかってほど描かれていますよね?クロエはいつもこういう風に言うんです。

「パパはパリ市長なの。」

そう、クロエはなにかの提案や駄々をこねるときに主語が「私」ではなく、「パパ」なんですよね。パパの盾にしないと実は何にもできない子供なんです。小さい頃によくいた「一緒に遊ぼう!」っが言えない子供ですよね。そしてその代わりにいつも「景品」を使います。単純なので物で人間の気持ちは動かせると思ったいるんですよね。ある時はジャゲッドストーンのサイン、ある時は、ライブのチケット。

もちろん、人気アーティストを友達にも紹介してあげたり、ファッション貸してあげるっていうのはとっても素晴らしいことです。クラスメイトがクロエのおかげで楽しい思いが出来るメリットはあるので、ポジティブ面だけ見ると「クロエはみんなに楽しさを与えている」とも言えます。

でももし、クロエが本音でこう感じていたらどうでしょうか?

「みんなは私がパリ市長の娘だから私の言うことを聞くに違いない」
「何か珍しいものや目新しいものをみんなに持っていかないと、みんなの輪の中に入れない。」

豊かな暮らしのクロエが珍しいものや目新しいものをみんなと共有して、クラスメイトを楽しませていると言うことはとっても素晴らしいことなのですが、もしクロエがいつもこう感じていて、パリ市長の娘は最先端であるべきみたいな考え方に囚われてしまっているとしたら、それはクロエにとっては苦しさしかありません。

よく相手に尽くす人やお金や物を貢ぐ人がいたとしますよね?その人の人に尽くしたり、物をプレゼントする動機が「人のお世話をするのが大好き!」とか「人にプレゼントをして、相手が喜ぶ顔をみるのが私の生きがい!」というのであればなんの問題もないのですが、もし、「そうしないと相手にしてもらえないから・・・」とか「そうしないと愛してもらえないから・・・」という気持ちが裏に隠れているのであれば、それはどんなに素晴らしいことをしていても、ただ苦しいだけの行為になってしまいます。

 

愛情を受け取れないクロエ

ちょっと視点を変えて考えてみましょう。

クロエがパリ市長の娘だから、クラスメイトたちはクロエを邪険にしたり除け者にしないのでしょうか?それはクロエの家柄がいいからなのでしょうか?クロエがいれば箔が付いて役立つからでしょうか?・・・違いますよね?クロエがどんなに嫌なやつと知っていてもクラス委員選に立候補させる寛容なクラスなんですよ?つまり、クロエが無礼な態度をするからクラスメイトから無礼が返ってくるだけで、クラスメイトはクロエを最初から否定しているわけではないんです。

実のところ、アドリアンやサブリナはただ純粋にクロエと友達なんです。クロエは嫌な奴ですが、でもアドリアンやサブリナがクロエを見捨てないのは、ただクロエのことが好きだからなんです。しかし補償行為がある時には相手から「ありがとう」とか「友達だよ」と言われても、素直に喜べなくなってしまうんです。もちろん、相手に喜んでもらえる事はと嬉しいのですが、でも「それは、私がパリ市長の娘だから」と感じてしまうんです。

補償行為をしている時には、「愛情」を受け取れなくなってしまいます。これってとってももったいないですよね?

 

クロエは「スネ夫」でもあるし「ジャイアン」でもあるけど、それはほんの一面に過ぎない

つまり、クロエはスネ夫でもあり、ジャイアンでもあると思うのですが、それはクロエという人物の一つの側面に過ぎず、本当のクロエは「愛情を素直に受け取れない」かなり追い詰められた精神状態ではないかと思います。

もし、あなたが特殊メイクをして超美人に変身したとします。

街行く人があなたを振り返り、出会う人、出会う人に「あなたは絶世の美人だ」「あなたほど美しい人に出会ったことがない」「あなたと知り合いになれただけで私は幸せだ」などと美辞麗句を並べられます。

あなたは、それを素直に喜べるでしょうか?(確かにある程度は嬉しい気持ちもあるかもしれませんが)、本当のあなたを見て褒められているわけではありませんよね。

  • 「周りの人が見ているのはメイクをしている自分。本当の自分ではない」
  • 「きっと本当の自分を見せたら、この人たちはきっと態度を一変させる」
  • 「だから、私は、このメイクのままずっと過ごさなければならない」

そして、そのメイク姿のあなたをどれくらい愛してくれる人が現れたとしても、あなたはその愛が喜べなくなります。

「本当の私を愛してくれているわけではない」と知っているからです。

これが今まさにクロエの心の中で起こっているとするなら、どうでしょうか?

ここで言う特殊メイクとは、クロエが様々な体験(その多くは痛い、辛い経験)を通して、「こうすれば嫌われない」「こうすれば愛される」「こうすれば孤独にならない」などと作り上げた「自信家のクロエ」です。

心理学では「仮面」(ペルソナ)と言います。

「みんなに羨ましいと思われる私でないといけない」という呪いを自分で自分にかけてしまったら?そのとき、周囲から「さすが!あなたはパリ市長の娘ね」などと褒められたら、まずは、嬉しいんです。そのために心を武装しているわけだから。でも、同時にこう思うのではないでしょうか。

「もう、決して、クロエちゃんには戻れない」と。

そうすると、「わがまま」のもうひとつの側面である「自由」「奔放さ」「天真爛漫さ」のような長所は消え、クロエはわがままな奴だというネガティブな表現しかできなくなってしまいます。すなわち、「パリ市長の娘」というラベリングは「束縛された、窮屈な」周囲からの目に呪われた毎日を送らなければいけなくなるのです。でも、それも「一番でいるために」「愛されるために」必要なことなんだと本音に蓋をして自分を納得させようとします。

逆に言えば、それくらい「嫌われること」「愛されないこと」が嫌で、怖いんです。

素直な自分でいて愛されないのならば、作った自分で愛される方がいい・・・それすらも叶わないなら、いっそ自分から捨ててしまおう

そんな想いが動いているのでしょうか。苦しくて切ないですよね。

でも、これは実のところ私たちみんなが少なからずやっていることですよね。中にはあまりに長い間、その心の武装をし続けているので、本当の姿を忘れてしまった、なんてこともとても多いのが現代です。時には、その代償行為を望んでいる自分こそが、本当の自分だと誤解してることも。

「え?私、そんなに嫌な女なんですか?全然逆のタイプだと思っていました」まさにクロエはこんなタイプです。

視聴者から見れば、とても嫌な部分がたくさんあるクロエも、確かに「クールビューティ」で「自己肯定感が高くて自分の軸を持っている子」とも捉えることができますし、そういう要素ももちろんあると思うのです。

なので、本当のクロエは彼女の感受性の中で消えたのかもしれません。きっと、感情をストレートに受け止め続けては心のバランスが取れなかった時代が幼少期にあったのでしょう。だから、その逆の自分を作り上げたんだろうと思います。でも、どれだけ心の武装をしても、その元の性格がベースになるわけですから、すべてを隠すことはできません。必ず、漏れ出てくるところがあります。

冒頭で問題定義した、クロエはジャイアンなのか?スネ夫なのか?については、どちらも持っているでしょう。マリネットに嫌がらせするのは教室という自分の城を守りたいジャイアン、アドリアンを失いたくないジャイアン、サブリナを支配しているジャイアン。そして、その根源にはスネ夫がいて、自己肯定感を高めるための代償行為をして、幼少期のトラウマから心の武装があったりして、自分で「クロエ」という呪いをかけてしまっている状態。

クロエが大好きなファンとしては、少しずつ、本当のクロエを取り戻してほしいなと思うのです。きっとクロエは周囲の優しさをありのままの受け取れるようになっていきますから!

クロエ!君の奇跡を見せてくれ!!

 

まとめ:この考察の真偽について

 

記事の冒頭で、こんなことを書きました

この記事を最後まで読むと、筆者の個人的なクロエへの想いを知っていただけます。最後にネタバレがあるんですけど、決してこの記事を鵜呑みにしないでくださいね。理由は最後に書きますが、とにかく話半分で読んでください。

さて、話半分で読んでいただけましたでしょうか・・・?????

今回の記事は長文で、クロエの「代償行為」について心理学を用いたり、ジャイアンとスネ夫まで出して考察してまいりましたが、最後に一つ言わせてください!

この考察ほとんど間違ってました!申し訳ございませんっ!

いやもうびっくり…自分にびっくり…クロエのことかばおうとして深読みしすぎてました

クロエ…幼少期のトラウマ…切ない…ジーン…(涙)みたいなテンションでクロエの代弁者になろうと、クロエ救済をたくさん書いたんですけど、全くの見当違いでした。申し訳ございません!

この考察が間違っているという自白をするまでが、この記事の価値だと思ったので、冒頭で「話半分で読んでください」と釘を刺したわけです。

 

この出来事までのいきさつ

私の日課が我らがトーマス監督の「発言おっかけ」であることから、日々トーマス監督のTwitterで過去発言を検索しているのですが、

この記事の仕上げの推敲していた時に、同時にトーマス監督のツイート追っかけていたところ、この考察と公式の解釈とが、天と地ほどかけ離れすぎていた事実が発覚致しました。トーマス監督の意思に逆走して、クロエ擁護の熱弁していまして、考察ってこんなにも見事に空振りできる物なんだと筆者自身が衝撃を受けております。

申し開きもございませんが、公式では、クロエは「悪い子」で決まっているらしいんですよ。

トーマス監督としては、本当は「良い子」としているのはファンの勝手なムリめの解釈らしいんですわ…出直してこいってレベルらしいんですわ…

うう…ごめんなさいいいい…ムリめの解釈を長文で「私は本当のクロエを分かってます」風に語ってごめんなさいいいい…心理学まで持ち出して、全然違うこと考察しててごめんなさいいいい…母性出してごめんなさいいいい…

この記事の公開前に、トーマス監督の発言を見て「クロエは良い子としての救済はない」という真実を知ってしまいまったのですが、すでにその時には自分自身のクロエへの溢れる想いも止められないほどのボリュームをキーボードで叩き込んでいたため、諦めがつかず、トーマス監督の意思に反していると自覚したうえで、公開させていただきました。この記事を未公開のまま封印するという選択をできませんでした。

ということで、罪滅ぼしとして、トーマス監督のツイートの紹介を根拠とした公式の見解については別の記事でまとめます!

考察はダダ滑りで間違ってしまいましたが、筆者がミラキュラスを楽しむための喜びが詰まっているので最後まで読んでいただき感謝です。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

  • この記事を書いた人

りのへよ

▶︎育児&趣味&仕事についてのブログ運営中▶︎情報収集が好きだけど忘れっぽい30代ワーママ▶︎5歳と0歳の5歳差育児中▶︎カネなし趣味なし友達なしのないない尽くし▶︎数字は苦手・・・でもポイ活&セール情報は大好き▶︎エンタメ好きなので作品レビュー記事多め※当ブログではアフィリエイト・Google AdSenseによる広告を掲載しています

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