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合コンに行ったら女がいなかった話|関係性&キャラ分析・考察|漫画レビュー・感想

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少女マンガ「合コンに行ったら女がいなかった話」

設定が 最! 高! なので、何回読んでも面白い!さらに、没頭して読むためにキャラクターたちのことを調べてみました。

ということでこの記事では「合コンに行ったら女がいなかった話」のキャラクター分析と考察をしています。

 

登場人物の紹介とイメージカラーまとめ

「合コンに行ったら女がいなかった話」登場人物は「瞳の色=苗字」

「合コンに行ったら女がいなかった話」登場人物の名前は「色の名前」というのはお気づきでしょうか?

よく見ると、「キャラの瞳の色=苗字の表す色」という法則に気がつきます。

ここからはキャラクターの紹介と、キャラクターのイメージカラーを調べてまとめてみました。

 

蘇芳(スオウ)さん:黒みを帯びた赤色

  • 常盤と同じゼミ生の大学生で常盤たちを合コンに誘った人。
  • 男装バーでアルバイトをして、バイト先では王子様系キャラ。
  • 昔バイト先でヤンデレキャラを試した時に、監禁希望者が続出して没になった過去あり。
  • キャンパス内に現れるSSR(スーパースペシャルレア)のプリンスと呼ばれている人の正体である。
  • 合コンで王様ゲームを仕掛ける策士。
  • 3巻で素蘇芳さん(蘇芳さんの女性姿)は、プリンスの妹という設定になっている。
  • 1巻のカラオケ回では100点をたたき出した美声の持ち主。
  • 2巻の車の運転ではバック駐車が上手い。
  • キーケースらしきものに常盤からもらったパンダとトラのキーチェーンを付けている。

蘇芳(すおう)色を検索してみると、黒みを帯びた赤色を指すようですが、その濃淡で9種類もあって、すごく色のふり幅を感じます。

蘇芳の色は、マメ科の熱帯植物スオウから採取した染料で染める色で、濃蘇芳は黒っぽい赤紫、中蘇芳(蘇芳)は鮮やかな赤紫に近いピンク、淡蘇芳は紫味のピンクとグラデーションカラーが豊かな色合いで、古くは、奈良時代から使われていたとされる染料素材です。蘇芳が日本に入ってきたのは、遅くとも八世紀までだと考えられており、奈良東大寺の正倉院には薬として収められているほか、蘇芳染の工芸品がいくつか伝えられていると言います。

黒の木材も染め上げることができる「蘇芳」は、黒いところは紫系の彩りに、薄茶のところは赤く染まります。蘇芳さんの底知れないキャラクターのイメージにピッタリな色ですね。個人的にこれだけの色の幅には「情念」を感じずにいられないです。単行本1巻でのプリンスファンの女子に囲まれた常盤を見る目つきは、ピリピリするような表情でしたよね。最高。この時、蘇芳さんヤンデレ系譜か?と思いましたが、バイト先で「ヤンデレ」を試した時に、監禁希望者が続出してボツになったという展開が続いていたので、あくまでもヤンデレは演じているキャラということでしょうか。今後の蘇芳さんの愛の深さを推し量るエピソードが楽しみでなりません。黒の木材も染め上げることができる「蘇芳」という色のように、他の色に混ざらない芯の強さを感じるキャラクターです。

 

藤(フジ)さん:淡い青みのある紫色

  • 男装バーでバイトをしている蘇芳のバイト仲間。
  • バイト先では無気力系キャラ。ちなみに「それはもうほぼ素のまま」と琥珀にツッコまれている。
  • UFOキャッチャーが得意で、コツは本人曰く「慣れ」とのこと。
  • BLの同人誌(R18)を執筆している。
  • 新刊に使えそうなネタや写真収集には素早く反応。
  • バイト先の男装バーに来店した浅葱におまかせカクテルで「推しカプの色」のカクテルを出した。
  • 浅葱には(原作が)バトル漫画の恋愛物(の同人誌)を描いていると伝えている。
  • 琥珀が俺様キャラになりきれるように点数を付けたり、助言したり、10冊以上のマンガを貸したりして育成中。

藤色(ふじいろ)とは、藤の花からきた色名で淡い青みのある紫色のことですで古くから馴染み深い色です。『若紫』とも呼ばれます。平安時代から近代にかけて日本女性の服色として好まれ、その時々の流行色として現れている日本に馴染み深い色。源氏物語でも、藤壺のように登場する伝統色です。藤色も蘇芳色と同じく濃淡で色のバリエーションが多いので、藤さんの自然体なキャラが今後どのように変化していくのか楽しみです。単行本2巻では、藤さんと浅葱のストーリーが見ごたえがあって二人の距離感が面白かったです。特に2巻表紙裏の二人は最高でした。完全に飼い主とワンコだし、飼い主とワンコが相思相愛すぎると思ったのは私だけではないはず・・・。

 

琥珀(コハク)さん:透明感のある黄褐色

  • 男装バーでバイトをしている蘇芳のバイト仲間。
  • 癖が強めの蘇芳さんと藤さんのツッコミ役となることが多い。
  • 全員に敬語なので一番年下のような気がする。
  • バイト先では頑張って「俺様キャラ」を演じるが、「俺様キャラ」の正解がわからず難しいと感じている。
  • バイト中の一人称は「俺」。素の時は「自分」と言う。男装中も「自分」という時は本音が出ちゃっているから可愛い。
  • 甘党の可愛いもの好き。

琥珀色は、透明感のある黄褐色を指します。琥珀の石は、大部分は不透明な黄橙色をしておりこれが琥珀色とされます。映画「ジェラシックパーク」では、琥珀石の中に閉じ込められた血を吸った蚊の血液からDNAを抽出して恐竜のクローンを作るというストーリーですね。このことから、透明感のある色でありながら、壮大なスケールの未知なる世界が閉じこめられているように思います。ちなみにパワーストーンとしての琥珀石は、「太陽のしずく」と呼ばれるほど、明るさと落ち着きを持つとされるそう。スピリチュアルは詳しくありませんが、たしかに、蘇芳色や藤色に比べて元気のある色合いというか、影を感じない印象です。癖が強めの蘇芳さんと藤さんのストッパー役の真面目な琥珀さんらしい色味ですよね。

 

常盤(ときわ)・萩(はぎ)・浅葱(あさぎ)

  • 大学の友達3人連れ。
  • 常盤は蘇芳さんとゼミが一緒で合コンに誘われた。
  • 萩はイメージカラーがピンクだが瞳の色は確認できず。常盤はグリーン系。浅葱は淡い青系のカラー。
  • 浅葱の目がポケモンのダンデに見える(私だけ?笑)
  • 常盤がかなり鈍いので浅葱と萩の双方が無事にくっついてからじゃないと蘇芳さん攻略ができない気がする。

 

合コンの座り位置|表表紙と裏表紙のイラスト考察

こちらは単行本1巻の表紙と裏表紙です。

女性陣の背景が「白」に対しての、男性陣の背景「グレー」がコントラストが効いていて良いですね。

なんだろう、これがバトルものだったらこの時点で勝敗が分かっていしまうような偏差値の差・・・を感じます。

 

 

この単行本1巻の表紙と裏表紙を茶色のテーブルで繋げてみると・・・

対になっている相手とのラブコメっていうのがカップリングが分かるようになっています。

藤さんがスマホ片手&琥珀さんがムスッとした表情&常盤の汗&浅葱のドリンクを飲んでいる姿から、蘇芳さんが「王様ゲームしよう」と言ったシーンなのではないかと思ったのですが、本編では蘇芳さんはティーカップが目の前にあることと、王様ゲームのくじがやや散らばっていることから、本編では描かれていない時間の出来事なのかな~と思っています。

あと、気になるのはそれぞれのコップの位置。

私は結構、相手が何げなく置いたコップの位置で相手との距離感を測ってしまう人間なのですが、人間には、他人に近付かれると不快に感じる空間があり、これをパーソナルスペースと言います。一般に親密な相手ほどパーソナルスペースは狭くある程度近付いても不快さを感じません。逆に嫌いな相手に対してはパーソナルスペースが広くなる傾向があります。コプの置かれる位置は、ある意味で、相手と自分の境界線を決める結界(けっかい)みたいなものなので、相手のコプが自分のほうに寄っていたら、結界が破られて不愉快に感じてしまう場合もあります。

その点で、浅葱は持ち上げているので分析できませんが、しいて言うならば分析できないこと自体が浅葱の本領。

琥珀さんコップの位置はゆったり取られていて結界がかなり強めということが分かります。腕組みしている時点で壁を感じますが、コップの位置も自分の前に出してパーソナルスペースを広めにとっていることでより警戒が強いことが分かります。

藤さんと常盤と萩はだいたい同じような位置取りで、手を伸ばさずに取れる位置にコップを置いていますね。藤さんのコップの位置は左利きなのでこんなもんだと思います。私も左利きなのでコップの置く位置が少しズレがちです。

そして、蘇芳さんのコップはというと、琥珀さん側に横によけて置いてあります。蘇芳さんにはまさかのパーソナルスペースがない疑惑。完全にパーソナルスペースを取っ払っていると考えていいのでは?!と思わざる得ない行動ですね。蘇芳さんがこんなに無防備できてくれているのに常盤の鈍さでこの二人は難航するんだろうな~と思ってしまします。

本編が気になる方は下のリンクから無料立読みができます。

 

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以上、「合コンに行ったら女がいなかった話」のキャラクター考察&感想でした。

  • この記事を書いた人

りのへよ

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