クジマ歌えば家ほろろ第1巻
あらすじ
中学1年生の秋、鴻田新(こうだあらた)は鳥っぽい姿の謎の生物・クジマと出会いました。
腹ペコで家についてきたクジマはそのまま、浪人生の兄のせいでピリついた空気の流れる鴻田家に居候する事になったのです。
冬を越え、暖かい春が来るまで。
面白すぎる、クジマ。
実写化した時のキャッチフレーズは「謎生物の居候的日本食グルメ譚」とかにしてほしい。
ラノベタイトルにするなら「手足の長い謎生物が俺の家に居候して日本文化を堪能しているんだが?!」とかになりそう。
天然でポワワンとしている少年・あらたが自動販売機の小銭あさりをしているクジマを道端で拾うんですが・・・
クジマは何者?クジマの名前について
謎生物「クジマ」の名前は、どういう由来なのか気になって軽く調べてみたところ、
「クージャ」と言うオスネコの名前は、古い男性の名前「クジマ」から来ている。
「クジマ」はギリシャ語由来で意味は「宇宙、世界」。
どうやら、クジマという名前は、古い男性の名前としてポピュラーのようです。
日本で言う『太郎』みたいな感じなのかしら。
ギリシャ語由来で『宇宙、世界』の意味を持つ『クジマ』という名前、え?やっぱり宇宙人なのでは?笑
クジマ「初めて焼いたブリンは塊になる」
ブリンってなに?(プリンではなく、ブリン)
ブリンという料理が全く分からないので検索したらS&Bのサイトに載ってました!さすがスパイス&ハーブ!
ロシアを代表する家庭料理。もちもち生地で、食べごたえ満点。お好みの具と一緒にどうぞ!
めっちゃ美味そうやん!!
兄・スグルとの掛け合いが秀逸
何と言っても欠かせないキャラクター浪人兄のスグル。
クジマとスグルの掛け合いが面白いです。
特に「アクロフ大佐」の家族団らんのシーンはおススメです。
クジマという謎生物を無条件に受け入れる家族たちが喋ると常識からずれていて面白いし、
その反対に「何コレ!?」の姿勢を貫く、兄スグルや幼なじみの真琴ちゃんのツッコミがあると読者の「クジマって何者?」の疑問が昇華されてこれまた笑えます。
クジマに厳しく当たるスグル(宅浪で受験勉強しているところを邪魔されたら無理もない・・・)ですが、弟あらたを気遣うシーンもあってラストはクジマに感謝の言葉をかけます。
我が家には絶対に来てほしくないけど、クジマが居候する鴻田家の2軒隣くらいに住んでみたいわ~。