押見先生の血の轍が2023年9月に完結(全17巻)しました🤗
完結おめでとうございます。
最終巻の17巻を何度も読んで、私は二児の母でもあるので自分の中で色んな気持ちが渦巻いています。
すごい作品なだけにまだ消化できてなくて、私の中で消えない作品になっている・・・
そんな、完結を迎えた17巻の「あとがき」にて押見先生が「担当編集の菊池さん」に感謝を述べられていました。
あとがきに名前が登場するくらいですから、押見先生と編集担当さんはいい関係性だったんだろうな。
さて、この記事では、血の轍の最終巻のあとがきにあった「担当編集の菊池さん」ってどんな人なの?と興味を持った筆者が調べたことをまとめています。
あとがきにあった担当編集さんってどんなひとなんだろう~~気になる~~🧐
情報が少なく断片的な内容ですが、最後までお読みいただくと「血の轍」担当編集さんの凄さがわかる記事になっています。
「血の轍」連載誌はビッグコミックスペリオール(小学館)
まずは、血の轍の作品情報を整理します。
『血の轍』(ちのわだち)は、押見修造先生による日本の漫画でビッグコミックスペリオール(小学館)にて連載されていました。(2017年6号から2023年19号まで)
『このマンガがすごい!2018』オトコ編で第9位にランクインしたり大注目の作品でしたね
ちなみに、ビッグコミックスペリオールは小学館発行の青年漫画雑誌なのですが、女性読者である私も知っている作品が多数・・・。
- 地図にない場所(安藤ゆき)
- 夏目アラタの結婚(乃木坂太郎)
- フールナイト(安田佳澄)
- フォビア(原作:原克玄、作画:ゴトウユキコ)
これらは、ビッグコミックスペリオールと知らずに買って読んでいました(笑)すごい濃い連載陣だ!!
ビッグコミックスペリオール歴代編集長の菊池さん
私が調べた内容によると、血の轍・担当編集の菊池さんは、ビッグコミックスペリオール歴代編集長の一人である「菊池一さん」である可能性が高いです。
2023年07月6日の下記の編集長インタビューに登場していました。
菊池 一編集長は1990年に入社後、『週刊ポスト』に配属され、主に経済関係を担当。その後、『ヤングサンデー』に異動。当時、隔週発刊だった同誌の週刊化に携わる。その後、『ビッグコミックスピリッツ』に異動し、『ホムンクルス』や『アイアムアヒーロー』など人気作品を担当後、『ビックコミックスペリオール』編集長に。2022年10月、『ビッグコミックオリジナル』の編集長に就任。
長期連載の国民的キャラクターというのはある意味、安心と信頼のJISマークです。 『ビッグコミックオリジナル』菊池 一編集長インタビュー
引用元にお写真があります!イケオジなので見てください😍
このインタビューの内容から、2022年10月までは、ビックコミックスペリオールの編集長をしていたことが分かります。
血の轍は2017年から連載がスタートされているので、この頃から押見先生の担当編集者だったのかもしれませんね。
『編集長 兼 担当編集』だったりするのかな?超絶仕事出来るマンの可能性あり。
ツイッターでも検索かけてみたら、菊池さん公式のツイートでも登場していましたね。
スペリオール第3号(1月9日発売)から、「岡崎に捧ぐ」の山本さほさんに、タイトル改め「山本から捧ぐ」を連載していただくことが決定しました。幾多の媒体からスペリオールを選んでいただいて本当に感激しています。私達も全力で取り組みます。皆様、どうぞよろしくお願いします!(編集長 菊池)
— スペリオール編集部 公式📖 (@bigsuperior) December 5, 2014
ツイートからもわかると思うんですけど、なんか、すごい誠実そうじゃないですか?
編集長の部屋という企画のインタビュー(2014年08月25日)で、今年の7月に編集長になりましたと語っておられるので、2014年7月から2022年10月ごろまで編集長を務められていたのでしょうかね。
そして3年前にスペリオールに異動して、今年の7月に編集長になりました。
編集長の部屋(3)前編:ビッグコミックスペリオール菊池一編集長
菊池さんを調べるにあたり、インタビューを読んだのですが、すごく・・・良くて・・・
特に、トキワ荘プロジェクトというサイトに掲載されているインタビュー記事の”30代は20代のように感性だけでは通用はしないですし、40代ほどいぶし銀という訳にも行きません。良い40代以降の作家人生を迎えるためにも、新しいジャンルやテーマに挑戦するとか、取材をする作品を作ってみるとか、30代で何をするかがとても大切だと考えています。”というお言葉。
個人的な意見ですが、私自身は、作家さんが30代をどう過ごすかということがとても大切だと思っています。20代は感性や勢いで乗り切れるところがあるかもしれません。また40代まで漫画家として生き残ることができれば、それなりの大人の作品を描けるようになっているでしょう。それに比べて、30代は20代のように感性だけでは通用はしないですし、40代ほどいぶし銀という訳にも行きません。良い40代以降の作家人生を迎えるためにも、新しいジャンルやテーマに挑戦するとか、取材をする作品を作ってみるとか、30代で何をするかがとても大切だと考えています。もちろん、具体的にどうすべきかは、個々の作家さんによって全然違うと思いますが。
編集長の部屋(3)前編:ビッグコミックスペリオール菊池一編集長
もろに30代の自分に響きまくった・・・照
押見先生のインタビューでも登場していた
そういえば、過去の押見先生のインタビューでもチラッと担当編集さんとっていう話が登場していましたのを思い出しました。
――11月30日に12巻が発売されました。見どころは?
本作の途中で一度ママと静一は離れるんですが、12巻で再会します。そこが見どころのひとつですね。彼女が何を言うかですべてが決まり、今まで積み重ねてきた展開にも一つの答えが出るので、担当編集さんと「静一の内面は?」「ママは何を考えているのか」を突き詰めてママの台詞を決めました。
「血の轍」押見修造さんインタビュー 思春期の母子関係の悩み、ぜんぶ出す覚悟で
この記事が、2021年11月のものなので、ひょっとしたら、『担当編集さんと「静一の内面は?」「ママは何を考えているのか」を突き詰めてママの台詞を決めました。』という担当編集さんとのエピソードは菊池さんのことかもしれません。
後任の谷川さんについては調べても情報なし
もう一人、押見先生があとがきにて「後に担当に加わった」という谷川さんについては、調べてみたのですがあまり情報がなくまとめられませんでした。
恐らく、下記のサイトに登場している人物かと思われます。
今回のツブヤケナイ大学は、ズバリ『スティーブズ』の雑誌連載のガチ打ち合わせを公開でお見せしちゃおうという内容です。
スティーブズ発売前日スペシャル『打ち合わせを公開しますナイト』
あとは、この痕跡を発見。
いつも編集者審査会でお世話になっている谷川さん。
マンガ塾だけの編集者特別講義!~小学館 ビッグコミックスペリオール編~
(毎回、マンガ塾の編集者審査会に足を運んでくださり、塾生のマンガを講評いただいております!)
育成に注力している方のようですね。上記で紹介したブログの質疑応答の内容は漫画を描かない一読者の私でも「へぇー」と目から鱗でした。
「血の轍」担当編集者の菊池さんは誠実と言われる人でした
「血の轍」担当編集者である菊池さんについて調べてみたら、”誠実な人”とツイートされていました。
確かに、インタビュー記事からも丁寧な人となりが伝わってきました。(谷川さんのマンガ塾での講義内容の記事も良かった)
こういう人たちの手で血の轍が完結したんだな~と知ることが出来ました。
あとがきにどんなことが書かれていたのか知りたい方は是非!17巻(最終巻)を手に取ってみてくださいね
以上、押見修造『血の轍』名作漫画の担当編集者・菊池さんってどんな人?を調べてみたら、仕事のできる誠実イケオジということが分かりました。