眼精疲労を感じさせる目の下のクマがセクシーな主人公よっという情報を聞きつけて『テレワァク与太話(1巻完結)』を読みました!
主人公の疲れ目SEも良かったけど、ヒロインも魅力的だったわ~!
テレワァク与太話|1巻完結
眼精疲労を感じさせる目の下のクマがセクシーな主人公よっという情報を得たので眼精疲労の主人公に期待してワクワクして『テレワァク与太話』読みました!
1巻完結の作品です!読んだ感想をまとめます。
表紙の疲れ目SEとメガネ美人の恋バナ💛
読んでみて、確かに目の下のクマが眼精疲労感出てて良いです良いです😊
・・・って!主人公も良いけども、
ヒロインも負けずに、魅力的じゃあないですか!笑
めっちゃいい~~😊って思ってたら気付いた、作者様『あせとせっけん』の方だ!(遅い)
コロナを経験したからこその共感
流行り病や働き方快活の時代の流れで、テレワァク(在宅勤務)になった主人公とマンションのお隣さんのラブストーリーです。
主人公が、テレワァクのために職場中心の生活から自宅中心の生活に切り替わったことがきっかけで、ヒロインと交流が始まるというのがすごく自然な設定ですよね。
我々コロナを経験したからこそ『与太話』ながら癒される作品でした。
これからどんな生活になっちゃうの?という不安と閉塞感のあったあの時期に、こんな出会いがあったら、さぞ素敵だろうなとこの作品の設定にまず魅了されました。
干上がってる主人公とオアシスのヒロイン
もともと眼精疲労キャラを目当てに読んだので、どこからどう見ても枯れてる主人公・残さんとても好きになりました。
無愛想で愛嬌があるとは思え表情の硬さなので、第一話の段階で『結婚するという結末』を知っていながら、大丈夫?恋愛の仕方知ってる?と読んでいて勝手に不安に。
適度な白髪と眼精疲労が似合ってる!笑
部屋の隅に積んでいたダンボールを開けるシーンでは、忘れていたもの、封じ込めていたものに気づくところが印象的でした。
枯れてる『枯れオジ』っていうか、水をあげ忘れてるって土地って感じの方が表現が合ってるかもしれません。元々あったみずみずしさがいつの間にか干上がったイメージの方が近いか?
ひと昔?ふた昔?『ダヴならぁー、砂漠状態のお肌に水が入ったって感じ』というCMがありましたよね(懐かしい)
そんな干上がり系男子に潤いを与える存在はヒロインの泉さん。
名前の通り、まさに「オアシス」な存在です。
隔たりを感じさせる比喩
本作はコロナ禍の『ディスタンス』を意識して書かれているのかな?と考察しています。
コロナ禍で感じた『隔たり(へだたり)』をマスク、壁(主人公の二人はマンションの隣人)、社会人と学生という関係性、国境などで表現しているように思いました。
これらの隔たりを感じさせる要素が印象的なのですが、でもその垣根を軽々しく超えてくれるヒロイン・奈津さんが眩しい!
ディスタンスが叫ばれていたコロナ禍で新しい人脈を広げる事が億劫に感じていた身としては、ヒロイン・奈津さんは活力に溢れていて隔たりを感じさせないところが実に爽快でした。
一方で、なぜなぜ分析みたいな主人公。「選択肢」とか「いけるかもとは?」の一問一答形式が「不器用かよ」って笑えました!
まあでも、一度干上がった土壌で恋心を育てるんだから臆病になっても当然のことですね。
第11話は特に恋して余裕のない感じが伝わってきました!
目の下のクマが心のバロメーター
主人公の心のバロメーターは目の下のクマ!
表情では多くを語らないポーカーフェイスですが、目の下のクマでメンタルの良し悪しが表現されています。
そういう意味ではとてもわかりやすかったです。
眼精疲労キャラが好き!という方におススメしたい一冊ですが、そんなに居ないとも思うので寂しいな(笑)
小気味よい語り口のラブストーリーで女性読者にもおススメしたい作品でした!