とりとめもないのですが、はじめます!
今日のテーマは「クロエって良いやつなの?悪いやつなの?」問題について、勝手に解釈して楽しみたいと思います。
それでは、よろしくお願いいたします
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検証スタート!クロエについてトーマス監督の発言
トーマス監督のクロエ斬りはここから始まった
トーマス監督の「クロエ斬り」はこのツイートが発端となりました。
Honestly, instead of wasting time on people who could eventually be nice, we'd better give more love to people who are actually nice. https://t.co/iXwF27G3JL
— Thomas Astruc ⏚ (@Thomas_Astruc) February 7, 2018
簡単に和訳すると、
正直なところ、最終的にはいい人に時間を無駄にするのではなく、実際にいい人にもっと愛を与えるほうがいいです。
後に続くツイートで、こんなことも言っています。
ですから、本当の違いはここにあります。誰がどのストーリーに関与しているかについてのポイントを数えることではありません。それは誰かがいい人であり、誰かが意地悪であるということです。
この辺りのツイートでトーマス監督の言いたかったであろうことをまとめると、下記のようになります
- 最終的に良い人(クロエを示唆?)よりも最初から良い人(マリネットを示唆?)の方が愛される
- クロエは人々を傷つけることを望んでいるから、彼女が関わっているとき物語はクロエに復讐するための狩りに変わる
- 誰がどのストーリーに関与しているかについてを数えることは本質ではない
- 本質は、誰かが「良い人」で、誰が「意地悪」であるということ(「正義」または「悪」ではないことに注意)
- キャラクターの行動や意図の性質についての言及であって、キャラクターの固有の性質についての言及ではない
クロエは愛・友情・思いやりを示したことはありましたか?
また、トーマス監督はクロエについてこんな発言もしています。
Hello @Thomas_Astruc I believe Chloe is a good character and she deserves to be on the good guys side, obviously is not her fault to be like that, her personality is a little different from her behavior, she needs love to change #ChloeBourgeoisRedemption
— Tuxedo Mask (@NightVJerry) April 8, 2020
ファンからの問題提起
- クロエは良いキャラクターだと思います。
- クロエは良い人に値します。
- クロエの言動はクロエの性格とは異なるのでは?
これについて、
And that's very kind of you. But the show shows she's the opposite.
— Thomas Astruc ⏚ (@Thomas_Astruc) April 9, 2020
クロエの中にダイヤモンドが見える(それほどに素晴らしいという意味)とのファンの返信に対して
ショーは親切にクロエが反対である(つまり宝石ではない)ことを示しています。
と答えています。
愛されるマリネットと嫌われ者(厄介者)のクロエということを言い切られてしまいました。
冒頭の「最終的にはいい人に時間を無駄にするのではなく、実際にいい人にもっと愛を与えるほうがいいです」という発言について、後から良い人に描かれるかもしれないクロエなんかより、マリネットのほうが愛されるに決まっているよねっていう主張が強く伝わってきます。
でもさ・・・マリネットも間違いを犯すことだってあるし、ファンとしては、クロエも少しくらいは救済があってもいいんじゃないかなっ・・・て期待しちゃうんですよね。でも、このような趣旨のツイートしていた人はベコベコに論破されていたので、やっぱり「クロエは悪い子」というのは覆らないっぽいです。残念。
クロエはすでに意地悪から変わらないことを選択している
さらに、引き続きトーマス監督はこんな発言もしています。
It's not a step back, it's a step forward.
This character is mean ->This character is mean but show possibility of kindness ->This character is mean, has the possibility to change but chooses not to.
What you should ask yourself is why she refuses to change.— Thomas Astruc ⏚ (@Thomas_Astruc) April 14, 2020
- このキャラクター(クロエ)は意地悪です
- 意地悪ですが優しさの可能性を示すエピソードもあります
- 意地悪から変わる可能性がありましたが「変わらない」ことを選択しました
- ファンは、なぜクロエが「変わることを拒否するのか」を考えるべきです
上記の口ぶりから、今までのエピソードの中で改心して良い子にキャラ変できるタイミングはあったようなんですが、クロエが「良い子に変わらない」という選択をしたことによって「やっぱり優しくなかったね」というキャラクターのままだそうです。トーマス監督は、ファンに自問するように言います。「なぜクロエが変わることを拒否するのか」について、ファンはもう一度考えなければならないようです。
クロエって大人になってもこのままなのかな?それは本人にとっても不幸かも・・・そもそもクロエをモンスターに育てた家庭環境って悪くないの??
クロエの幼少期の虐待はなかったのか?
Abusive family? No. She's not an abused child.
Desire to help people? Never seen that.
No attention in home? Her father and the butler are always there for her.
You want to see her better than the show depicts her.— Thomas Astruc ⏚ (@Thomas_Astruc) April 9, 2020
虐待的な家族?
いいえ、彼女は虐待を受けた子供ではありません。
トーマス監督は、クロエを「虐待を受けていない」と断言しました。
えええええ!!!!!!????
ビックリじゃないですか???絶対クロエ虐待受けてると思うんですけどっ!!!!!
あんなの過保護の教育放棄の親バカの毒親じゃないですかああああああ!!!!!
トーマス監督の「あれは虐待なんかじゃない」って言葉にすっごい違和感があるんですけど、
彼女の父と執事はいつも彼女のためにそばにいます。そして、少なくとも彼女の父親、バトラー、サブリナ、アドリアンがクロエの世話をしています。誰ひとり、クロエにクロエのように行動するように強制しません。クロエはクロエの選択で行動しています。ってことで「虐待されていない」という解釈らしいんです。
ぐぬぬ・・・クロエ擁護派もさすがにこれだけハッキリと言われてしまうとキツイですね。でもあんな環境で、育っていてまともな人間になるかぁ~??ちょっとクロエに厳しすぎません??
さらに、こんなことまで言及しています。
Chloė is maybe the character who is the most true to herself. She loves making others suffer because she let her privileges define her.
Nobody likes her exactly because of what she truly is.— Thomas Astruc ⏚ (@Thomas_Astruc) September 8, 2021
ここからは怒涛の流れで、
- クロエは恐らく自分自身に最も忠実なキャラクターです。
- クロエは自分の特権を使って他の人を苦しめるのが大好きです。
- 誰もクロエのことは好きではないけどそれでも、何人かの人々は理解しようとし、変化する助けを提供しました。
- しかし、変化することは彼女の特権を放棄することを意味し、それはクロエにとってあまりにも多くの犠牲です。
- なぜなら、クロエは自分が他の人よりも上にいると感じたときに幸せだからです。
このような、クロエが変わることができなかった解説のツイートが連チャンで続き、腹に響くパンチを浴びせられフラフラのクロエファンですが、
泣きっ面に蜂で、トーマス監督は輪をかけて、クロエファンを再起不能するところまで追い詰めてきます。
トーマス監督ってたぶん理屈っぽいんだと思います(あと金持ち嫌い)
私(トーマス監督)にとって、ストーリーアーク(何回かに分けて語られる一連のストーリー)は明白であり、「良い」人と「悪い」人の間に線を引くことができる場所を非常によく説明しています。それは、人間が変化するかどうかに固有の能力を持っているかどうかについてではありません。もちろん、人々は変わることができます。シリーズのほとんどのキャラクターはそうします。しかし、いくつかの拒否(クロエのこと?)も存在します。
これもう完っっっ全にクロエがディスられてますよね(涙)
もともと意地悪に生きてきたとしても変わることはできるよね!でもクロエは変わることを拒否したよね!ってファンをぶった切ってますよね。半端にクロエの背景が描かれている分、クイーンビーの復活を期待しちゃうじゃないですか!こっちは既にシーズン1からクロエに振り回されて、クロエに母性抱いてんすよ!どうしてくれるんですか!!!
こち亀の両さんの名言
不良少年の更生について
そういえば、こち亀の両さんも言ってたわ・・・
クロエが、泣いたり心細そうな表情をしているのを見ると、つい支えてあげたい気持ちになるけど、嫌な子がごく普通の状態に戻っただけなのにそれを有難がって甘やかしたかもしれないわ・・・
クロエは不良少年ってわけではないですが、両さんのお言葉はかなり的を得ているかもしれません。
でいりーおーじー|【こち亀】42巻 全話レビューとおすすめ回「両さんの正論説教」
42巻8話【仕事さがし!の巻】
- 部長が昔は不良だったが更生した男を連れてくる。
- 今年の夏から社会人になって更生した男を褒める中川と麗子。
- 両さん『えらいやつってのは始めからワルなんかにならねえの!』
- 両さん『正直で正しい人間が偉いに決まってるだろ!』
- 両さん『ひねくれるのは自分の勝手なんですから!』
でもさ、クロエは「自分勝手」とか「わがまま」とか思われがちですが、やっぱりクロエだって望んでそんな振る舞いをしてるわけじ ゃないんだと思いたいじゃないですか。せめて私だけはそう思ってあげたい。クロエ自身、ちゃんとしなきゃいけない、もっと愛想よくしなきゃいけないって事は頭ではわかってても、素直に自分を表現できない自分がいるんだと思ってあげたい。
周りに反発しては、誰も本当の自分を解ってくれない事が悔しくて また荒れる。そういう悪循環の繰り返しから救ってあげたいと思いませんか?
いつかクロエが救済されて、レディバグとかクラスメイトみんなに「自分を信じてくれる人が一人でもいるって事がどれほどありがたい事か」って本音を語ることができたら泣けるじゃないですかああああ~~~~~~~!!!!!
クロエを信じるファンの皆様へ
クロエに優しさを投影している
I think you've been tricked by your own kindness. The kindness you saw in her was yours, projected on the character.
Basically, you thinking 'if I was in her shoes, of course I'd want to change.'
But she's not you, and such people exist.— Thomas Astruc ⏚ (@Thomas_Astruc) September 8, 2021
(クロエファンは)自身の優しさに騙されたと思います。あなたがクロエに見た優しさはあなた自身のものであり、その優しさがクロエというキャラクターに投影されました。
基本的に、あなたは「私がクロエの立場にあったら、もちろん私は私を変えたい」と考えています。
しかし、クロエはあなたではなく、そして、クロエような(変わらない)人々は存在します。
なにこれ・・・
ぜ・つ・ぼ・う~~~~~
自己をクロエに投影しているですって!!!???そんなこと言われたら確かにそうかもしれない!!!!!
しかも、クロエのような変わらない人は存在しますですって??????!!!!!!
そんなこと知ってるわよ!!!!どれだけ世知辛い世界に生きていると思ってんのよ!!!!!!
まじで最後までトーマス監督からのクロエの救済がなくて泣けるわ~
キャットブランなるぞゴルア
(女児向けアニメに必死になってごめんなさいね。でもそれくらいクロエは大切なんです。)
トーマス監督のクロエ斬りはこれだけじゃない
実はトーマス監督のクロエ斬りはこれだけではありません。熱心なファンと他にもたくさんクロエ論議していらっしゃいます。興味のある方はTwitterで検索してみてください。
だいたいの流れは、クロエファンがマリネットも嫌なところあるよね~ってトーマス監督に申し立てて、トーマス監督が理屈っぽく返事しながらクロエファンがけちょんけちょんのベッコベk・・・えっとトーマス監督が長文ツイートでいかにクロエが恵まれた環境にいて、自分自身で選択しているかということが語られています。
ということで、今回の記事は以上となります。ここまでお読みいただきありがとうございました!
こんなこと言ってますけど、ミラキュラスを人生をかけて生み出してくれたトーマス監督には感謝しかないです。
最後にトーマス監督Twitterアカウントの紹介