全国のパパ!観た方がいいよ!
「シュガー・ラッシュ」めっちゃ良かった!!
特に「娘のいるパパ」に強く推奨したい映画なので、おすすめポイントを独自考察&ネタバレをまじえつつまとめます。
「シュガー・ラッシュが面白い」と耳にしたので、早速ディズニープラスで観てみました。
これはね、もはや父と娘の話にしか見えませんよ・・・
全国のパパさん、ディズニー映画はプリンセスがドレス着てお城で王子様と舞踏会してるだけって思ってませんか?
内心でプリンセスを小馬鹿にしているパパは多いと思いますが、そんなディズニープリンセスしょーもないと思っている勢が驚くことを言いますね。
実は誰よりも「ディズニー」がこのシュガー・ラッシュという映画でリアルなパパの苦悩を描いて世の中に発信してくれていたんですよ。
ディズニープリンセスを笑っているパパさん、ディズニーを軽んじているパパさんは「シュガー・ラッシュ」を観て、「育児」という観点で「シュガー・ラッシュ」を見てみませんか?
「シュガー・ラッシュ」感想をまじえたあらすじ紹介
日本では2013年に公開されたこの作品、レトロゲームとCGアニメーションとの融合が昭和生まれの人にはたまらなかったのでは?と思います。
物語の舞台はゲームセンターのゲーム機の中です。ゲームの世界の「裏側」で繰り広げられる大冒険!が主軸となります。そこでは、様々なゲームキャラたちが、笑ったり、怒ったり、人生に悩んでたりしていて、主人公のラルフは、長年演じてきた悪役に嫌気がさし、自分のゲームを飛び出します。
主人公のラルフがいるゲームは「ドンキーコング」を連想させますね。ラルフはゴリラみたいな体型でドンキーコングに寄せていますし、のちほど登場するキャンディ大王にも「手のでかいゴリラ」呼ばわりされているのでドンキーコング説で間違いなさそうです。また同じゲームのヒーロー役のフェリックスは修理工の設定でオーバーオールみたいな服を着ています。こちらはマリオを連想させますね。
ひとりぼっちのラルフは、お菓子の国の「シュガー・ラッシュ」というレースゲームで、仲間はずれの少女・ヴァネロペと出会い、友情を深めていきます。しかし、ラルフが自分のゲームを飛びだしたことでゲームの世界にパニックが広がります。ヒーローに憧れるラルフは、ヴァネロペと彼らの世界を救えるのか?ワクワクドキドキ、そして思わずグッとくる、感動のファンタジー・アドベンチャー!というストーリーです。
映画の冒頭では、8ビットで動くピコピコしたモーションの世界観が、最新の一人称視点のシューティングゲームの世界に移動すると映像の解像度がグッと上がり、ゲームの年代によって映像品質を描き分けているため、ゲームの世界を行ったり来たりして観ている人を飽きさせない映像トリックがあります。
ストーリー中盤はキャンディ大王がいかにも裏がありそう、そしてシューガーラッシュの世界に侵入したサイバグを伏線として進んでいきます。主軸はラルフとヴァネロペの友情を描いていますが、これはもう筆者にはに「父と娘のコミュニケーション」にしか見えませんでした。
隠された【パパと娘の絆】というメッセージ
主人公のラルフはキャンディ大王にそそのかされて友達のヴァネロペのレースカーを壊してしまいます。ピクサー映画「リメンバー・ミー」でもあったけど、子供の大切なもの本人の目の前で壊すのは、見ているコチラが胸が苦しくなるので辞めてほしい。でも現実、ゲーム機とかスマホ壊す親って実在しますからね。第三者とかメディアに騙されて自分の子供の大切なものを奪ってしまうのは本当に良くないことだと改めて実感するシーンです。
このキャンディ大王の言葉。
何も知らない人から見ると正論を言っているように聞こえると思います。でも、当事者からすると「みんなが平和に暮らすためにずっと犠牲になってほしい」って言っているだけですからね。しかも、それを外野から指示して、自分の手は直接汚さないという、善人ヅラした大人を凝縮したような言葉。
キャンディ大王「嫌ってるんじゃない、わたしはあの子を守りたいんだ。あの子が例によって不具合を起こし画像が乱れたらこのゲームは壊れていると思うだろう。我々は撤去されることになる。国民は全員避難しなきゃならん。ただあの子だけは自分のゲームからは出られない不具合のもとだから。・・・辛いのはわかるよ。ただヒーローは辛い選択をしないとならんのだ。あの子はレースに出さない。君からよく言い聞かせてやってほしいんだ。」
この後、ヴァネロペがラルフのもとに訪れ、手作りメダルをくれるのですが、そのメダルには「わたしのヒーロー」と書かれています。長年演じてきた悪役に嫌気がさして、自分のゲームを飛び出したラルフにとって「わたしのヒーロー」と全肯定してくれるヴァネロペがいれば人生にも意味が生まれるんじゃないですか。どんなメダルより栄誉で価値のあるものですよ。
でも、ラルフはヴァネロペに真実を説明しないまま、「お前はレーサーになれない」と断言します。ヴァネロペにとっては味方だと思っていたラルフからいきなりキツイ言葉を浴びせられたので動揺してしまいます。このシーンは、「結論だけ言って命令する大人」の表現が見ているとツラくて・・・自分も子どもにこういう態度とってしまうことあるよな・・・と自戒。なんでかわからないのに全否定って子供も傷つきます。大人と同じです。
ラルフは「お前を守りたい」と言いながらヴァネロペをレースカーから引きずり降ろしてしまいます。この辺なんてまさに、父と娘の関係性にしか見えません。まさに「出来ない」と言ってジャングルジムから娘を引きずり降ろすパパを連想させるようなシーン。本当に「良かれと思って」とか「あなたのためを思って」という言葉は時に呪いとなりますねぇ。
以上のことから、「シュガー・ラッシュ」のテーマは間違いなく「娘を持ったパパの奮闘」を描いていると思われるのですが、ここからは更に独自解釈で進めます。
予選レースが暗示しているもの
レーシングゲームの「シュガー・ラッシュ」内では、予選という名のレースで翌日にゲーム内に登場するキャラクターを選抜するという設定があります。予選は16の参加枠があり、上位9名が翌日のレースに参加できます。
ゲームセンターも閉まったし、画面の表示をリセットしよう!そして!新たな参加者を決めるのだ!予選で9位以内に入った者は、シュガー・ラッシュのレーサーとして明日のレースに参加することができるぞ!
— キャンディ大王 (@KC_script_bot) August 19, 2022
この予選レースで9名を選ぶという点で、なんか部活っぽいな~~って印象を受けました。予選レースはスタメンを選んでるというメタファーですね。簡単に、このシュガー・ラッシュというゲームの世界を何かの部活に置き換えてみると理解しやすいです。そうすると、部活のチームメイト内のいざこざ、予選レースという名のスタメン争いなど、設定がより身近になるのではないでしょうか。
シュガー・ラッシュの世界観に秘められたメッセージ
では、シュガー・ラッシュというゲームの世界を何かの部活だという解釈した時に、まず目につくのがいじわるなチームメイト、みんなでやってたかってヴァネロペを虐げます。そして独裁的な監督はキャンディ大王。キャンディ大王は自分が目立つことが優先で、自分が尊重されることが一番大事だと思っているタイプですね。一見、良い人のフリしていますが、実は一番ヴァネロペを排除したがっていた偽善者でした。
そんな「シュガー・ラッシュ」の世界観ですが、何故お菓子の国なんでしょうか。
私の考えは、お菓子という見かけはすごく魅力的な世界なんですが、その実態は、意地悪をするチームメイト、そして自分を排除しようとする監督、そんな環境の地下でサイバグが繁殖して地下からこの世界を食い尽くしている・・・という、「見かけはとってもキレイで可愛いでしょう、でもお砂糖のコーティングを剥がしてしまえば食い尽くされていく土壌(問題のある環境)なんですよ」というメッセージなのかなと思いました。
甘いお菓子の国は表面的には楽しげに見えます。でも、その深層には何があるのか・・・。
この映画では、キャンディ大王の醜さとチームメイトの意地悪をシュガーコーティングしているように思いました。実際サイバグのようなウイルス兵器を増殖させていたわけですからね。
あっさり仲直りした謎
レースカーに乗って逃げようとするヴァネロペを捕まえて木に吊るし、「これはお前のためにやるんだぞ」と言い放って、ヴァネロペのレースカーを拳で粉々に破壊します。ヴァネロペの目の前で。なんて残酷なのか。「お前のために」って言葉が呪いすぎます。
「あんたは本当に悪い奴だね」ヴァネロペは泣きながらラルフに言います。悪役という役割ではなく、ラルフ自身が悪い奴だと核心をついた言葉を残して悲しげに立ち去りました。結構な衝撃シーンです。
その後、愛車を目の前で破壊されたヴァネロペと愛車を破壊した側のラルフは、えらくあっさりと仲直りしています。ラルフがしでかしたことはかなり酷いことのはずなのにヴァネロペは結構簡単に許してあげるんですよね。なのでヴァネロペの大切なものを壊されてしまったという衝撃シーンの後味の悪さ尾をひかずに、イイ感じに仲直りしていました。個人的には、この簡単に許す&許されることについても「リアルだな~」と思わされました。
実際、パパと娘のケンカは、どれほどヒートアップしてもケロッと仲直りするもんなんですよね。譲れない部分が似ているから衝突するんですが、お互いのことを信頼しているので仲直りも簡単にできてしまいます。こういうちょっとしたところなんですが、よく関係性を描いているなと感心しました。
まとめ:「娘を持ったパパの奮闘」
自分の居場所がないヴァネロペのためにラルフが奮闘するストーリーはどう見ても、娘とパパの関係です。最後に、ラルフが命を懸けてヴァネロペを守る姿は感動的でした!
最後に、これだけは言いたい。
ヴァネロペのプリンセスのドレス姿が似合わねぇ( ^ω^)
あえて、ヴァネロペに似合わないドレスにしたディズニーの自虐だと思いますが、
パパの現実での葛藤、奮闘というテーマを取り扱うには、プリンセス脳はストーリーの趣旨に不要ですから。
でも、そのプリンセス脳を生み出した責任がディズニーにはあるので、あえて最後にヴァネロペにドレスを着せてプリンセスとしながらも、でもプリンセスっぽくないよねってしたんだと思います。娘を持つお父さんでディズニーにアレルギーがなければ、必見だと思いました。
ちなみに、娘を持つお母さんが全員観たほうがいいのは「わたし時々レッサーパンダ」という作品ですね。
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