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【パパは子離れできるのか!?】シュガー・ラッシュ オンライン|映画レビュー

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ピクサー映画「シュガー・ラッシュ」続編のレビュー記事です。

前作に引き続き、パパと娘の成長ストーリーです
【娘のいるパパ必見】映画「シュガー・ラッシュ」|ママ視点の感想と考察

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前作については、パパと娘の絆が丁寧に描かれていましたが、今回はいよいよ娘の自立とパパの子離れという「娘の成長」が描かれています。

 

ポイント

  • 自立する娘を見守るパパのストーリー
  • パパは可愛い娘から子離れできるのか!?
  • またもや娘のいるパパ必見の内容です!

 

今回はヴァネロペがシューガーラッシュというゲームの世界からインターネットへ飛び出します!

それでは、ここからは映画レビューです(ネタバレを有ります!)

 

 

またもや「パパと娘のストーリー」

冒頭のシーン、

ラルフとヴァネロペの二人のやりとりは「I Spy(アイ スパイ)」という海外では親子で遊ぶ定番のゲームです。

「I Spy」は、家の中や公園など、どこでも遊べる「物当てクイズ」

英語遊び.com|「I Spy」の遊び方

日本だと、なぞなぞとか?

沢山のゲームが存在する世界にもかかわらずゲームで遊ぶのではなく、わざわざコミュニケーション遊びをしているのが面白いし、二人のコミュニケーションの口調とかパパよりも娘が増せている感じとかが今っぽい親子ですよね。

その後に、ラルフはヴァネロペをゲーム内のバーに連れて行ってルートビアを飲ませてゲップを教えます。これも現実世界に置き換えれば、マクドナルドに連れて行ってコーラを飲ませてゲップを教えるといういかにもパパと娘の休日に起こりそうなエピソードですよね。微笑ましい描写です。

ということで、冒頭から「今回もパパと娘のストーリー」ということが散りばめられていました。

前作は、「パパになっちゃった!?娘がピンチ!!!!!どうしよう!!!!?????」みたいな初心者感が満載でしたが、今回は成長を感じられそうな落ち着いた走り出しです。続編ということはヴァネロペの反抗期がくるのかと心配でしたが、仲睦まじい様子で安心しました。

 

30代~40代の子育て世代に響く

この映画は、30代~40代の子育て世代への共感がハンパないですが、なぜこれほどまでに感情がライドするのかには理由があります。

  • ラルフが人間でいう27歳でヴァネロペに出会っている
  • ヴァネロペはどんなんいラルフが悪いことをしても許してくれる
  • 物語の舞台が、レトロゲームと最新ゲームの流れの真ん中世代のハマる

物語の舞台がハマるのは、ちょうど30代~40代の人たちがプリクラ全盛期時代に青春を過ごしているからです。この30代~40代の世代は、街のゲームセンターも賑やかで、レトロゲームと最新ゲームの融合をモロに感じていた世代なのです。

主人公のラルフは、人間で言うと27歳でヴァネロペと出会っており、作中では「親友」となっていますが、完全に「パパと娘」の関係性です。

ラルフはヴァネロペに出会うまでは俗に言う「うだつが上がらない」状態で人生に絶望感があったのですが、ヴァネロペと出会ってから人生に活力が出てきました。つまり、子どもが産まれて人生が好転しだしたのです。このラルフの場合は、ヴァネロペとの出会いが、彼に人生の意味を与えたと言っても過言ではないでしょう。

 

ヴァネロペの「自立」残されたラルフは?

ヴァネロペがいるレーシングゲームのハンドルが故障し、オーナーに筐体の電源が抜かれるという事件がヴァネロペ自立のきっかけの出来事になるのですが、その辺の会話がジーンときたので抜粋して紹介します。

~自分のゲームを失ったヴァネロペとラルフの会話~

ヴァネロペ)自分のゲームがなくなったなんて信じられないよ。これから毎日何すればいいのかな。

ラルフ)別に良いじゃないか?朝はゆっくり寝られるし、夜は一緒にタッパーの店(ゲーム内の酒場)に行こう。まさに毎日がパラダイスだよ。

ヴァネロペ)あのゲーム好きだったの。

ラルフ)よく言うよコースが簡単すぎるって文句言ってたくせに。

ヴァネロペ)そうだけど嫌いだとは言ってない。確かに展開が読めちゃう部分はあったけど、それでもレース中に何が起こるかは全然わかんなかったし。…それだよ。次に何が起こるかわからないドキドキ感。わたしにとってはそれが、何よりも一番大事だったの。それにレーサーでなくなってしまったらわたしって何なの?

「わたしって何なの?」と言うヴァネロペの言葉にラルフの「そんな風に考えてたのか…」っていう顔がなんともリアルなシーンなんですが、私がすごく共感できたのが、娘は時としてパパよりも精神的に大人びているものなんですよね。

親の知らないところで「自分って何?」と案外深いことを考えていたりするのですが、親はいつまでも子どもは子どものままだと思うので、まさかそんな小難しいことを考えているなんて思ってもみない。だから、ラルフの「へ?」っていう顔になるんですよね。いつのまにそんな哲学的なこと考えるようになったの?と。子どもは大人が想像している以上にあっという間に自立してしまうんですよね。そんなことを感じると同時に、ラルフの頼りなささも感じてしまって。

子どもは親が知らないスピードで成長する・・・けど、親ってどうなの?親は成長できている?と現実を突きつけられているように感じました。

ラルフとヴァネロペの選択がすごく現実のパパと娘の関係にリンクしていて、ヴァネロペがどんどんラルフの知らないところで成長する過程は、親として応援する気持ちと心配な気持ちで見守っていました。

 

見どころ①インターネット上陸はすごい躍動感

インターネット上陸後の世界観は本当に素晴らしくて、広大なネットの世界を鮮やかに描いています。

大人の私が見てもワクワクしたので、子供時代にこういうアニメーションに出会ったら大興奮だったと思います。うちの4歳児もインターネット上陸シーンからディズニープリンセスが出てくるシーンまで夢中になってみていました。

 

見どころ②子育てに魔法はない

この映画は「子育て」をテーマと置いているので、どこかで落としどころをつけなければならないのですが、そこに魔法や奇跡を持ってこなかったのがすごく好印象でした。

フェリックスファミリーが15人の子どもレーサーを養子を迎え入れることになった時、「15人も一気に迎え入れるなんて無茶だ!」と反対する周囲の意見を無視して、フェリックスは「子育てなんて簡単」と豪語します。

フェリックスはこう続けます。

第一子育てなんて簡単ですよね。

親友みたいに仲良くなって、欲しいものはなんでもあげて、ありったけの愛情を注ぐんだ!(キメ顔)

おうおうおう・・・フェリックスさん言ってくれるじゃねーかよ( ^ω^)

 

まあ、この話にはオチがあって、

「子育てなんて簡単」と豪語してたのに、酒場でルートビアを一気にあおって「(15人の子どもについて子育ての悩み事を)幸せなことだよねこれって?」自問しているってところまでセットなんですわ。

酒飲んで家のボヤキって、さっきの子育てなんか簡単!のテンションどこ行っちゃったのww笑

そして最後に、結末あたりでフェリックスが「子育て論」を語る時、あえて何を言っているのか聞こえないような演出があります。私はこれがすごく賢い演出だと思ったのですが、その理由は、

製作チームが「子育てには魔法がない」という前提で、ストーリーを作っているということを感じたからです。

ここで、フェリックスに何を言わせてもフェリックスの言葉が上滑りします。なぜなら、子育てには正攻法なんてないし、正解もないし、ディズニーお得意の魔法も使えないし、奇跡なんて起きないし、あるのは親と子の関係だけだから。

  • 変化を起こしたくないラルフ、人生を変えたいヴァネロペ
  • 子育てが上手くいかないことを「幸せだ」とぼやくフェリックス
  • 正直にカッコよく生きているシャンクとシャンクに憧れるヴァネロペ

自分が制御できないことで人生がどんどん展開してくのか苦しくて愛おしくて、子育ては楽しい事だけじゃないという子育て世代の「負」の部分にもちゃんとスポットライトを当てて、寄り添ってくれていると思いました。特に、フェリックスが人間味のあるパパを演じてるので感情が乗らないわけなかったです。

 

見どころ③シャンクが有能指導者すぎる

シャンクは、ヴァネロペが魅了された超過激レースゲーム<スローターレース>のキャラクターで、長身・ロングヘアでスタイル良しの美人、ヴァネロペが憧れるほどの抜群のレーステクニックを持ち、荒くれ者のレーサー集団を率いているリーダー格。シャンクは、ヴァネロペの人生に大きな影響を与える、強さと優しさを兼ね備えたカッコいい女性なのだが、本当に懐が深くて、有能な人物なんです。

超過激レースゲーム<スローターレース>は荒れはてた街を舞台に、次の瞬間には何が起こるかわからない、コースも制限もないレースを繰り広げるオンラインゲームです。「次に何が起こるかわからないドキドキ感。わたしにとってはそれが、何よりも一番大事だったの」というヴァネロペの理想にハマりました。

正直のところ、ディズニープリンセスが、暴力的な表現が絶えず世間の槍玉にあがるようなタイプのゲーム世界に惹きつけられるというのは、衝撃的な展開ではありましたが、

だって、プリンセスのミュージカルシーンで「心込めてタトゥー♪」とかヤバいでしょ・・・笑
※このシーン大好きすぎて何回も繰り返し見た

勘違いしてはいけないのは、ヴァネロペが「スローター・レース」に魅了されたのは、暴力的側面ではなくて、このゲームが、3Dで構築された世界の中で好きなように動くことが可能なオープン・ワールドのゲームの自由さであり、さらにオンラインによってそれが日々更新されていくという点なので、

なんで、それをラルフが理解できなかったのか・・・というラルフの初手の悪さが悔やまれます。

ヴァネロペは、ラルフに「次に何が起こるかわからないドキドキ感。わたしにとってはそれが、何よりも一番大事だったの」と伝えていたので、ラルフがもっと真剣にヴァネロペを尊重していたらあんなキング・コングみたいなことにならなかったのにと思ってしまうのです。

これは、他人事だから落ち着いてレビューできるけど、もし自分の子どもだったらどう?って自問すると、親として「子どもを守りたい」と「子どもを尊重したい」という正反対の気持ちが対立してしんどいです。

だって、スローターレースの「スローター」って虐殺・惨殺・無差別大量虐殺・大虐殺ですよ・・・
こんなのに子どもをほいほーいって行かせられる?

結局のところ「自立」の話なんですが、それは子どもの自立でもあるし、親側の「子離れ」って意味の自立もあるのかなと思いました。

 

賛否両論あるようだが・・・子育て世代には良い映画!

この映画、ラルフの暴走がファンの反感を買っているのか賛否両論あるようですね。たしかに、主人公のラルフに好感を持てないという意見もわからなくはない。

けど、絶賛子育て中の私からすると、ラルフの「ヴァネロペを思うが故の暴走」ってすごく考えさせられるテーマだったし、いずれ子どもが巣立った後に自分の人生はどうなるのかっていうことも全部ひっくるめて共感できる部分が多い映画でした。

ヴァネロペの「わたしって何なの?」っていうセリフは、子どもは子どもの人生があって、親には親の人生があるよって強いメッセージを言われているみたいに思えて、今はうちの娘はまだ4歳で、私がいないと寂しがるし、もちろん一人では生活できないし、そもそも親の庇護がないと生きていけないんだけど、だけどそれを勘違いして、「娘は自分と同じ人間」っていう誤った認識で自分と娘の人間性を同一視をするとラルフのようになるぞ!という警告を受けたような感想でした。

  • 子供はいくつになっても可愛い
  • 子供が何処にいても元気であればいい
  • ツラくなったらいつでも戻ってきておいで

子どもを信じてこれを余裕たっぷりで語ることができる親になりたいな・・・

ということで、子育て中の30代~40代の子育て世代に響くでしょって思うピクサー映画「シュガー・ラッシュ オンライン」の感想でした。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

 

 

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前作の感想はコチラからどうぞ

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りのへよ

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