▼前回の記事はこちら
-
【妊娠後期】34週〜37週の記録|子宮内発育不全の緊急事態!私なりの予防法
▼前回の記事はこちら 出産祝いカタログギフトでガーゼバスタオルを選びました|えらんできらきらコース(ハーモニック) 【妊娠中期】トマトジュースで血糖コントロール|リコピンは糖質値改善中の妊婦の味方?! ...
続きを見る
-
【妊娠後期】妊娠10カ月36週|子宮内発育不全で緊急入院になった話
▼前回の記事はこちら 出産祝いカタログギフトでガーゼバスタオルを選びました|えらんできらきらコース(ハーモニック) 【妊娠中期】トマトジュースで血糖コントロール|リコピンは糖質値改善中の妊婦の味方?! ...
続きを見る
出産祝いカタログギフトでガーゼバスタオルを選びました|えらんできらきらコース(ハーモニック)
【妊娠中期】トマトジュースで血糖コントロール|リコピンは糖質値改善中の妊婦の味方?!
大変だった5歳育児&妊婦生活もいよいよ大詰め。
ここから、ワーママに待ち受けていたのは、出産前のたくさんの準備でした・・・。
やっとのことで仕事の引継ぎを終えてひと段落でついに臨月!…でも赤ちゃんが順調に大きくなってなくて緊急事態?!!
前回に引き続き、子宮内発育不全(お腹の中の赤ちゃんが小さい)について、もしママが子宮内発育不全の診断を受けた時にパパに求められる役割をまとめます。
これから初めて赤ちゃんを迎え入れるプレパパも既に上の子の育児経験済みのパパも、もちろん診断を受けたママにも読んでいただければ嬉しいです。
この記事では、妊娠後期のママが子宮内発育不全の診断を受けた時に、パパにお願いしたいことを我が家の反省をもとにまとめます。
パパにとっては耳が痛いこと、ママにとってはパパにお願いするには負担が大きいなと躊躇する内容があるかもしれません。筆者から生意気なことを申し上げますが、体験談のひとつと思って読んでいただき取り入れられる部分については参考にしていただきたいです。
臨月の子宮内発育不全とは?原因は?
まず子宮内発育不全についてですが、簡単にいうと、「その週数の正常範囲下限よりも赤ちゃんの推定体重が小さい」ことを意味します。
イオンの子育て応援キッズパブリック|産婦人科オンラインジャーナル
- 子宮内発育不全の原因は大きく3種類あり、体質的に小さいだけ(もともと何かの疾患ではない)
- 妊娠初期からずっと小さいもの(主に染色体等の異常がある場合)
- 妊娠途中から発育成長が鈍くなったもの(主に胎児への血流に異常がある場合)が挙げられます。
私の場合は、妊娠後期の32週くらいから「おや?お腹の中の赤ちゃんが小ぶりだぞ?」という違和感を感じ、34週から36週にかけて胎児の体重増加が急にストップしてしまったので、薄々は予期していた子宮内発育不全という診断がついにきたか!という感じでした。
私のように妊娠後期から赤ちゃんの推定体重が大きくならないケースや急に成長がストップしてしまったことをお悩みのパパやママに向けて、我が家の体験談をもとにパパに求める役割をまとめていきます。
ここからの記事を読み進めていただくにあたり、大切なことを言いますが、
「子宮内発育不全には確立された治療方法がこれといってない」そうです。お母さんがたくさんご飯を食べる、水分をたくさんとる、絶対安静にする、なども胎児発育不全への治療効果はないと考えられています。
入院の上で点滴をする場合もありますが、これも大きな治療効果はないとされています。
「これといった治療方法がない」ということは、裏を返せば原因はわからないということなので、ママのせいではないし、お腹の中の赤ちゃんのせいでもありません。なのでもし、自分を責めてしまう気持ちになって凹んでいるママがいたら、実際に子宮内発育不全の診断を受けた私には、自分のせいだと責める気持ちが痛いほどわかるのですが、でもそれで落ち込んでメンタルを崩さないでほしいなって心から思います。
パパは良き相談相手になって欲しい
我が家の場合、夫婦のコミュニケーションは取れている方だと思いますが、実際にお腹の中で赤ちゃんを育てているママとパパではどうしても当事者意識が違ってくると思うのです。なので「子宮内発育不全」と診断を受けた時に、まずママのケアは優先してほしい。もちろんパパもお腹の赤ちゃんは大丈夫なのかな?ってとても不安になると思うのですが、まずはママのケアをお願いします。そして、ママとパパの不安や心配事はお互いにコミュニケーションをとって共感しあって欲しいなと思います。
我が家のように上の子がいると、どうしても上の子優先になってしまいがちだと思いますがピンチの時ほど夫婦のコミュニケーションをとって欲しいと思います。
なぜそう思うのかというと、実は我が家では楽観的な私はパパに妊婦健診の結果とか主治医からの指示とかを伝えていなかったし、パパ側もママにお任せって感じで仕事優先だったので妊婦健診の結果を確認するっていう感じではなかったんです。上の子の話はよくするのに、お腹の中の赤ちゃんの理解っていうのが弱かったなと思います。名前どうしよう?とかベビー服の準備とか夫婦でしていたけど、発育について確認し合ったことがなかったです。
そういうお腹の中の赤ちゃんへの理解がないところに、パパにとってはいきなり「子宮内発育不全」です!という診断だったので、そりゃとても困惑しただろうと思います。うちの旦那のすごいところは、その診断を受けてから生活スタイルをすぐ切り替えてくれたんです。
それでは我が家の反省と求められるパパの役割について解説していきます。
求められるパパの役割
赤ちゃんお迎え準備の引継ぎ
私の場合、32週から34週にかけて「おや?成長スピードが落ちてる?」となった時点で、赤ちゃんを迎え入れる家の片付けやベビーベッドの設置などが完了してませんでした。急いで手配してましたが、その搬入・組立てや買い出しなどは、日頃から何がどこまで揃っていて、なんの準備が進んでいないのかという進捗の共有をしておくべきでした。
具体的に言うと、ポットの洗浄、洗濯機の洗剤自動投入口のお掃除、新生児用の洗濯洗剤に入れ替え、新生児用の災害備蓄が手付かずで間に合わなかったので入院前に旦那に引き継ぎましたが、パパも仕事がある中で急にタスクを振られてしんどかったと思います。
我が家の反省ポイント
- ミルク用のポットを洗浄してなかった
- 洗濯機の洗剤を新生児用に切り替える(投入経路のお掃除含む)
- 赤ちゃんの災害備蓄をしてなかった
その他にも細かいことはありましたが、上の子のお世話についてはうちのパパは一人でこなすタイプだったので新生児用の引継ぎだけで大丈夫でした。
ちなみに、細かいことというのは粗大ゴミ出しとか生協の宅配スケジュールとかの緊急ではないけど知っておいてねというレベルの付随事項でした。
こういうことは面倒でも紙にまとめたり、進捗の共有しておいたほうがいいですね。反省しました。
生活スタイルの優先順位の見直し
「子宮内発育不全」では明確な治療方法がないものの、主治医からは「水分摂取」と「安静」を指示されました。
私は「自分のことは自分で」と思っていたので、上の子のお世話、家事全般、買い出し・用事の合間にゴロゴロすることを「安静」って思ってたし、パパも「ゆっくりできて良かったね」と言っていたので「安静にしている」とお互いに認識していたのですが、振り返って考えてみると、それは「安静」ではなく「休憩」ですよね。
要は、胎児へ送る血液量を増やすことが目的なわけですから、普段通りゴロゴロしたり、合間合間に休憩してリラックスすることは主治医の指示の意図ではありません。
我が家の反省はここにあって、生活スタイルの優先順位を切り替えられなかったのが問題でした。
【我が家の場合(悪いケース)】
- 上の子の世話
- 家事もろもろ
- 自分のこと
- 安静
上から順番に、上の子の世話、家事もろもろと用事が1日の大半のウエイトを占めた上で、残り時間で座ったり、横になる「なんちゃって安静」をしていました。特に14時以降は忙しく、スーパーへの買い出し、夕飯作り、子のお迎えとお世話などで寝るまで動き回ってました。今思えば全然安静にしてないですね。
ではなぜ安静にできなかったのかというと我が家の生活スタイルで「優先順位」を皆んなで間違えていたからです。皆んなで間違えていたので誰も間違いな気がついていませんでした。
では理想の生活スタイルの優先順位はどうなるでしょうか。
【医師が指示した生活(自宅安静ケース)】
- 安静(横になる)
- 自分の食事、トイレ、風呂
こらが医師からの指示です。
そうなんです!安静とは自分の身の回りで完結するもので、他人軸ではないんです!
私が安静だと思っていたのはただの休憩で、安静こそがママの求められる役割なのです。そうなると必然的にパパの生活スタイルの優先順位も変わってきます。
上の子の世話、家事もろもろと用事はパパの役割となり、ママに求められることは「横になるのみ」です。
パパは、仕事・子のお世話・家事もろもろ・自分のことというオペレーションをお願いします。それがパパの役割です。いいですか?晩酌している時間なんてありませんよ。なんなら、ママの水分摂取を促したり、体調を気遣う配慮などのケアもお願いしたいところです。
我が家も優先順位の間違いに気づいて実行できていれば緊急入院なんてことにならなかったかもしれないと後悔しました。結果的に5歳の娘を家に残してパパのワンオペとなってしまいました。
求められるパパの役割
まとめると、求められるパパの役割は、
- 仕事
- (上の子がいれば)子の世話
- 家事もろもろ
- ママのケア
- 赤ちゃんのお迎え準備
- 自分のこと
普段通り仕事をこなした上で、家事育児は本当に大変だし、その上ママへの配慮と赤ちゃんのお迎え準備で目がまわるほど忙しいと思います。でも心を鬼にしてママの安静を徹底するために厳しいことを書きました。
ママはママで寝てるだけっていうのはとても辛いと思います。自分が無理をしてでも手を出したくなると思いますが、お腹の中の赤ちゃんも二人の子供ですからね。そこはグッと堪えて「横になって安静にする」を徹底してください。
ママにできることも考えてみた
ママにできることも考えてみました。
- 保険内容の確認
- ベビーシッターの登録
- 宅配サービスの活用
もし入院となった場合に、任意で加入している保険の適用があるのかは安静にしながらでもできるかなと思います。あとは、パパがテンパった時のためにベビーシッターの登録など上の子がいるなら協力要請を家族なり居住エリアのサービスを検討するのもあれば助けになると思います。あとは食事の準備は宅配を利用したり、ネットスーパーを上手に利用したりなど。Uber eatsみたいな割高なものではなくて、おすすめは、おかず調理キットを生協で買うというのがコスト的に現実的かなと思います。
でも、やっぱり安静にすることが一番大切!だと思うので無理のない程度にしてくださいね。
まとめ:臨月になるといつ産まれてもおかしくない!後悔だけはないように
臨月突入で、いつ産まれてもおかしくないので10グラムでもほんの少しでも赤ちゃんを大きくしてあげられるように血流を良くして栄養を送ってあげましょう。
パパもママもそれぞれの役割で新しい命の誕生をマイペースに待つことが一番です。
ここまでお読みいただきありがとうございます。